「健康をギフト」する人間ドックギフト券発売で、数多くのテレビ露出を果たしたマーソ。同社が考えるPRで一番大事なポイントとは

Client
マーソ株式会社
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  • テレビ露出成功の要因はPR“手段”の工夫より、PR“内容”の魅力にあった
  • 番組放映で「テレビCM数千万円分」の効果。売上が伸び、ブランド力も向上
  • 人間ドックギフト券は「マーソが元祖」。PR TIMESで広く配信して証拠を残す

「大切なあの方へ、健康をギフトしよう」と題し、国内初となる“人間ドックを受診できるギフト券”を発売・PRしたマーソ株式会社。健康、その中でも予防医療に対する意識の高まりもあってか、マーソギフト券に注目するメディアが続出。新聞やテレビなど、多数のメディアで紹介されることになりました。

これまでにない新しいアイデアの商品を発売するとなると、まず重要になるのは「こんな商品がある」と認知してもらうこと。大手新聞や多くのテレビ番組で取り上げられたことで、マーソギフト券は絶好のスタートを切れたと言えるのではないでしょうか。

ただ、いくら新しいアイデアの商品を発売したとしても、すべての商品がメディアによって取り上げてもらえるわけではありません。なぜマーソギフト券は、これほどの注目を集められたのでしょうか。人間ドック・健診予約サイトを運営する同社で代表取締役を務める山口博道氏に、大手メディアからも注目してもらえた理由を語ってもらいました。

人間ドック・健診をもっと受診しやすく、1人1人にあったプランを選べるように

――まずは貴社事業のことから、教えてください。

 国内最大級の人間ドック・健診予約サイト「マーソ」を運営しています。現在、予約できる病院・クリニックは約700施設。マーソからの予約用に24万件以上の枠を用意いただいておりまして、国内最大規模の人間ドック・健診予約サイトになっています。
 医療費が国の財政を圧迫していることが問題視されています。将来のことを考えて、病気やケガの治療だけでなく予防医療にも力を入れ、人間ドックや健康診断のバリエーションを増やす病院・クリニックが増えてきました。
 人間ドックを受けようとすれば一般的に5万円前後の料金が必要になりますが、マーソに掲載されている人間ドックの中には、3万円ほどで受診できるプランもあります。逆に、自分の健康状況をできるだけ事細かに把握したい健康意識の高い方のために、40~50万円もする人間ドックのプランも登場してきています。
 そうしたさまざまなプランを検索・比較できるのがマーソの特徴となっています。これまでは「自宅・職場からの近さ」といった条件だけを重視して選ぶ人が多かったでしょうが、もっと受診希望者1人1人のニーズに適したプランを選べるようにしたわけです。また、マーソ経由で予約いただくと、受診金額に応じてTポイントが貯まるというのも特筆すべきポイントでしょう。

――貴社では広報・PRに対して、どのような取り組み方をしていますか?

 誰もが「人間ドック・健診予約サイト」の存在を認知しているわけではありませんし、予防医療の重要性をもっと訴えていく必要があるとも感じています。
 そのためにPRは欠かせない活動になるとは思いますが、「とにかく実施すればいい」とは考えていません。常に費用対効果を重視して、PRから得られた成果を評価するように努めています。
 とはいえ、広告なら「広告費はいくらで予約が何件発生した」と成果をすぐに数値で算出できますが、PRから得られた成果を数値化することは難しいです。「100回に1回でも大々的にメディアで取り上げられ、マーソの認知が広まればいい」「『マーソって聞いたことあるよ』と言ってくれるお客様を1人でも増やす」といった考えで取り組むようにしています。

情報発信の手段を工夫するより、中身を魅力的なものにすることこそが重要

――貴社が配信されたマーソギフト券を紹介するプレスリリースは、非常に多くのメディアで取り上げられ、複数のテレビ番組でも紹介されました。特にテレビで取り上げてもらえるように、工夫した点はあるのでしょうか。

 テレビ局の担当者には事前にあいさつ・名刺交換をして、プレスリリース配信前に「こんな情報を出します」と連絡を入れるようにしました。また母の日よりも前のタイミングで情報を出せば、母の日ギフトの特集が組まれるときに取り上げてもらえやすくなるだろうと計算していた面もありました。
 ですが具体的な対策としては、それくらいだったと思います。テレビなどの影響力が大きなマスメディアで取り上げてもらうためには、情報発信のやり方を工夫するよりも、発信する内容自体の魅力を高めることが重要なのではないでしょうか。
 例えば今回の場合、当社は市場として注目が集まっているヘルスケアと、ITを掛け合わせた事業を手掛けています。こうした展開をしている企業はほとんどなく、メディア関係者に事業説明をすると、ほとんどの人に「おもしろい会社ですね」とポジティブに受け止めてもらえます。そのように元から注目を集めやすい事業を展開している当社が、誰かの役に立ち、国内初になる商品を発表すれば、メディアで取り上げてもらえる確率は自然と高くなると考えられます。
 そのように、まずは事業内容や商品自体が社会に貢献するものであって、かつ新規性があることが重要。自分たちがこれからの社会をどのように変えていきたいと考えていて、他社と比べるとどのような競争優位性があり、今回発表した商品にはどのような思いを託しているのか。そこをしっかりと押さえて情報発信していくことが、PRで注目してもらうために大切なポイントだと思いますし、もっと言えばビジネスの根本でもあるのではないでしょうか。

ギフト券が売れ、ブランド力も向上。テレビCM数千万円分の効果はあった

――テレビ露出を果たした後、ギフト券の売上などの反響はいかがでしたか?

 放映後、マーソのサイトには非常に多くのトラフィックが流入しました。その結果、かなりの金額のギフト券が売れましたし、「あのテレビ番組、見たよ」と言ってくださる取引先も多かったですね。
 また、弊社メンバーにとっては、「あなたの会社、テレビ番組で紹介されていたね」と家族から喜んでもらえたことが、仕事に対するモチベーションを上げることにつながったようです。
 目に見えるものではありませんが、マーソというブランドに対する信用・信頼も生まれたのではないでしょうか。誰もが知っているテレビ番組で、有名なタレントさんに「こんなサービスがあるなら、自分も使ってみたい」と言ってもらえたわけですから。これだけの効果を得るためには、数千万円分のテレビCMを打つ必要があったはずです。

人間ドックギフト券はマーソが元祖。証拠を残すためにもPR TIMESで幅広く配信

――マーソギフト券のプレスリリースを配信するに当たり、PR TIMESを使って配信しています。その理由を聞かせてください。

 何より、PR TIMESが業界トップのサービスであるということ。そこを使って情報配信しておけば、リーチを最大化できると考えたからです。
 せっかく「人間ドックのギフト券」という国内初の商品を発売するわけですから、「マーソこそが人間ドックギフト券の元祖」ということを確かなものにしておきたかったのです。その意味で、幅広いメディアに配信内容が転載されるPR TIMESを使っておけば、後から誰が調べてみても、時系列から「マーソこそが元祖」とすぐに分かりますよね。

説得力あるデータを提示するなどして、予防医療の重要性などを啓発していきたい

――今後のPRへの取り組みについて、貴社ではどのような計画を立てていますか?

 先ほどもお話ししましたように、私たちはPRに取り組むことで、「人間ドック・健診予約サイト」の認知を広め、予防医療の重要性を啓発していきたいと考えています。
 そのために、マーソギフト券のプレスリリース発表後、インターネットのアンケート調査を利用して人間ドックギフト券や予防医療について調査した結果をまとめた「母の日のプレゼントに変化! パパ・ママの約90%が贈りたいと答えた『健康ギフト』が流行の兆し。 海外セレブの影響で、7割以上の人が『予防医療』に共感すると回答」というプレスリリースを発表しました。
 こうした自主調査のプレスリリースを通じて客観的なデータを伝えていくことで、例えば「20代の女性が実はこんなに人間ドックを受けていたのなら、私も受けてみようか」と考える人が出てくるかもしれませんよね。PR TIMES主催の勉強会に参加してこのようなPR手法があると学んだのですが、こうした取り組みも継続していきたいと考えています。
 ともあれ、当社のようなベンチャー企業は、常にチャレンジングなこと、社会にとって有益な取り組みを続けなければ、存在する価値がないと私は思っています。社会にとって価値のあることを真っ先にビジネス化して、ニーズを掘り起こして市場を成長させていく。そのように世の中を前進させていくベンチャー企業とPRというものは非常に相性がいい。自分たちの生き様・思いを世の中に伝えていくツールとして、欠かせないものなのではないでしょうか。

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