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「FX・CFDの認知」「自社への信用」を向上させるために選んだのはPR活動の活性化。活動成果は広告費に換算しかなりの額の露出効果を得られるように

DATA:2014.02.03

銀行や証券など、大切な資産を預ける先を選ぶ時には、「信用」を重視する人は多いことでしょう。FX、CFDといった最新の金融商品をインターネットで提供するインヴァスト証券株式会社も「見込み顧客から信用を得るためにはどうすれば良いのか」という課題を抱えていました。そんな課題を解決するため、同社マーケティング本部営業企画部の中村祐子氏が選んだ手段は、広報活動を活性化すること。会社のことを知ってもらうことで信用を築いていこうとしたのです。

広報活動に取り組むようになったことで、広告費に換算するとかなりの額の露出を得られるようになったというインヴァスト証券。同社の取り組みについて話を聞いてみました。

広報活動を活性化しようと考えるようになったのは、なぜでしょうか。

インヴァスト証券はFX(外国為替証拠金取引)やCFD(差金決済取引)という金融サービスをインターネットで提供しています。
日ごろから投資や資産運用を行なっている方にとって、FXやCFDはメジャーな金融商品となりつつあります。一方で、敷居が高いと感じるお客様も多いのではないかと感じていました。

また、当社は大企業ではありません。「どういう会社なんだろう? 大切な資金を預けても大丈夫なのか」と不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。そういう方に安心していただくためには、どうすればいいのか。お客様や、お客様に向けて情報発信しているメディアの方に、当社の取り組みを知っていただくことで、不安を払拭できるのではないかと考えたのです。

そのために、広告を使うという選択肢もありました。ですが、お金が掛かってしまいますし、ネームバリューのある会社でないと注目もされません。「人員・予算が限られている中でできることはなんだろう」と悩んでいた時、プレスリリースを配信するサービスがあることを知り、興味を持ちました。

プレスリリース配信サービス導入の際の選定ポイントは?

金融業界、特にその中でもFXと相性が良さそうな媒体にリリースが掲載されるところですね。ブルームバーグなど、ビジネスパーソンが見そうなサイトを取りそろえているプレスリリース配信サービスは魅力的でした。また提携媒体もMSNのような有名媒体が含まれていて好印象でした。

プレスリリース配信サービス導入以降、広報活動はどう変わりましたか?

以前は数カ月に1回配信する程度だったのですが、今は毎月1本以上配信するようにしています。キャンペーン情報の配信が中心だったものを、システムのリリース情報やイベント・セミナーなどのお知らせ、アンケート調査結果のレポートなど、「PRできるかな」と思ったことを積極的にプレスリリースとして出すように意識しています。
 またリリース配信サービスサイト内でどれくらい閲覧されたのか、PVが分かるのですが、iPhoneに関連したキャンペーンをやった時には圧倒的なPVが集まりましたね。直近のニュース、時事的にトレンドになっているニュースは注目されることが分かりました。一方、セミナーのリリースは配信後、長期間にわたって見られる傾向があります。そうしたデータも参考にして、リリース配信の内容を考えるようになっています。

会社として、広報活動の目標をどこに据えていますか?

お客様の獲得が主目的ではなく、当社の認知を上げることを目的としています。メディアの方からお問い合わせをいただけるようになってきていますので、メディア向けの訴求に成功している印象がありますね。

成果はどのように計測していますか?

Webクリッピングサービスを利用して、「配信したリリースがどこに掲載されました」という情報を送ってもらっています。「この媒体に掲載されたので広告料金に換算するといくら」と成果を毎月報告するようにしています。
 以前は手作業で計算してレポートを作っていましたが、システムで自動的に広告費換算してくれ、手間が省けて助かっています。

広報の成果は数字として見えづらいものです。当初、社内では広報活動へ予算を費やすという意識はあまりなかったのですが、広告費換算してみると、プレスリリース配信サービスの利用料金の何十倍もの効果が得られているのです。

今後、広報活動をどのように進めていきたいか、抱負をお聞かせください。

プレスリリースの種は、心掛けていないと見逃してしまうものばかりです。気を配って毎月3~4本くらいは配信できるように意識していきたいですね。

広報活動は長く続けてこそ、効果が出てくるものではないでしょうか。現在の取り組みを続けていくことで、1人でも多くの方にFX業界や当社への理解を深めていただければと思っています。