101周年を迎え、次の100年も語り継がれるブランドを目指す東京ステーションホテル

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東京ステーションホテル
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  • 「ストーリー」を伝えていくために東京駅丸の内駅舎とホテルの歴史背景から紹介
  • ホテルに興味を持ったら、来館・予約前にWebで検索する傾向がある。プレスリリースをWebに残して検索の受け皿に
  • 読み易さを意識して、文章だけでなく画像トリミングや文字の配置にもこだわる

東京駅丸の内駅舎の中にある東京ステーションホテル。2015年に創業100周年を迎えた名門ホテルですが、2016年9月にPR TIMESの利用を開始し、Webでも積極的に情報発信しています。

伝統ある企業の広報活動となると、ただメディアに露出すればいいわけではありません。ブランドイメージにも影響してきますから、取り上げられ方のことまで考えていく必要がありそうです。

東京ステーションホテルでは、取材1件1件に対して丁寧に対応し、歴史背景やホテルの目指す方向性、スタッフの想い・情熱を伝えるように心掛けています。時には1時間かけてホテル内を案内することも。同ホテルの価値を1人でも多くの方に理解してもらうために、どういったPRを行っているのか広報ご担当者様にお話を聞いてきました。

この先の100年も、東京の中心で輝き続け語り継がれるホテルであるために

――普段の広報業務の中で、心掛けていることを教えてください。

 東京ステーションホテルは2016年11月2日に、開業101周年を迎えました。

 非常に歴史のあるホテルでございますが、東京駅丸の内駅舎の保存・復原工事に合わせて、2006年に閉館しています。そして6年間の休館を経て、2012年にリニューアルして再開業することになりました。

 再開業する約1年前に開業準備室が発足しまして、私はその後広報担当として当ホテルにかかわるようになりました。

 開業準備室発足後、総支配人の導きにより当時のスタッフ全員で一番最初に話し合って決めたことがあります。「この先の100年も、東京の中心で輝き続け語り継がれるホテルであろう。先人達の積み重ねと、このヘリテージに感謝して。」という当ホテルのミッション・ステートメントです。

 私も広報担当者として、ホテルの指針となるミッション・ステートメントを常に意識しながら開業PRに取り組みました。これまでの100年を受け継いで次の100年も語り継がれるホテルであろうと、東京駅舎の中にある当ホテルの価値を広く世の中に伝えていきたいと考えています。

ホテルの価値を理解してもらうことで、記事がより手厚い内容に

――そうした思いを伝えるために、広報担当者として工夫していることは、あるのでしょうか。

 開業準備室の際に、総支配人から「スペックではなくストーリーをお届けしなさい」という言葉をいただきました。この方針は広報対応の基本姿勢にもつながっています。100年の歴史がございますので、ただメディア露出をすればいいということではなくストーリーを伝えなければならない。そのためにプレスリリースを配信して終わりではなく、特に初めて会うメディア関係者の方には、できるだけ取材前などに時間をいただくようにしています。「こんな新メニューを提供します」と商品PRするだけでなく、当ホテルの歴史背景などをしっかり説明させていただきたいからです。

 さらに希望いただいた方には、ホテル内をご案内しています。全長335mの駅舎の中にございますため、館内も横に長い構造になっていまして歩きながら説明していくと、ご案内に1時間ほどかかることがございます。それでも多くの方に最後まで興味を持っていただき、当ホテルについて詳しいところまで理解を深めてくださっています。

――そうした活動の成果として、掲載記事にはどんな違いが出るものなのでしょうか。

 ありがたいことに、当ホテルをご案内したメディア関係者の方による記事は、ホテルの魅力がより深く表現されていると感じます。

 新メニューのプレスリリースを配信したときには、普通なら新メニューの紹介だけの記事が掲載されることになるでしょうけれど、当ホテルを実際に見たメディア関係者の記事では、新メニューの紹介に加えて、当ホテルの歴史などについても言及いただけることが多くなっています。

Webサイトに原文掲載。ホテルに興味を持ったユーザーが検索したときの受け皿に

――PR TIMESの利用を開始したきっかけは?

 2014年は東京駅100周年、2015年は当ホテルの100周年ということで話題性に恵まれ、メディアへの露出は衰えませんでしたが、今後も継続的に情報を出していこうとする中で、せっかくプレスリリースを作成して新メニューなどをPRしようと考えても、配信先に限りがありました。

 そこで、どうにか配信先を増やせないかといろいろ調べてみて、PR TIMESのようなプレスリリース配信サービスがあることを知りました。最大300媒体に向けて配信できるところに魅力を感じ、利用してみることにしました。

 もう1つ、配信したプレスリリースの内容は、PR TIMESのWebサイトにも原文掲載されて、さまざまな大手ニュースサイトに転載されるところにも価値を感じました。

 テレビや新聞、雑誌などに当ホテルが取り上げられて、興味を持っていただけたとします。ホテルを利用される方の昨今の動向を分析してみますと、次のアクションとして、電話で問い合わせたり、直接来館したりといったことも考えられますが、Webで検索してホームページを調べてみる方が非常に多くなっているのです。

 Webで情報を発信するだけでなく、Webに情報を残して検索時の受け皿として利用できる。そんなところも、PR TIMESの利用を始めた大きな理由の1つになりました。

女性に人気のイチゴ「あまおう」を使ったフレンチトーストに大きな反響

――これまでにPR TIMESを使って配信してきたプレスリリースの中で、特に反響が大きかったものは?

 2016年11月末ごろに配信した「東京ステーションホテルに『 あまおうフレンチトースト 』が期間限定で登場」というプレスリリースですね。多くのメディアに記事として取り上げていただけました。

 プレスリリース自体はA4 1枚相当のシンプルな内容でしたが、東京ウォーカーに「奇跡の11日間!東京駅丸の内駅舎内で『あまおうフレンチトースト』が味わえる」というタイトルで記事が掲載されました。その後も「あまおう」を前面に出したタイトルで、他メディアにも記事掲載されていき、これまでお付き合いのなかったメディアからもPR TIMES経由でお問合せがございましたね。

 11日間の期間限定でしたが商品自体の販売も好調に推移して、成功に終わったPRになりました。

料理をどう見せるか。寄せるか引くか、トリミングにこだわり

――プレスリリースを作成する上で、どんなところを注意していますか。

 プレスリリースである以上、記者の方にお伝えするものということは前提としてあるのですが、PR TIMESではプレスリリースがそのままweb上に掲載されるため、行間の余白、画像サイズ、画像のトリミングといったことまでより読み易さを意識して作成するようにしています。

 画像のトリミングについては、当ホテルではプロのカメラマンに撮影してもらった写真を利用しています。ただ、届いた写真をそのまま使うのではなく、プロのクリエイティブ担当に相談して、「もう少し寄ってスイーツを大きく見せた方がいい」「もっと引いて、全体の雰囲気を伝えた方がいい」とアドバイスをもらいながら画像を掲出するようにしています。

 文章のボリュームも大切です。文章が多くなり過ぎてしまうと読みづらくなってしまいますから、程良いボリュームになるように気をつけています。

歴史あるホテルだからこそ常に新たな取り組みを

――今後の抱負について、最後に伺えないでしょうか。

 当ホテルは歴史があるからこそ、各部署でこれまでの歴史を次の世代へ繋いでいく為に常に新しい取り組みをしていくという意識があります。その取り組みを伝えるのが広報の責務と考えております。

 また2017年冬には、東京駅の駅舎前広場の工事が完了します。東京の玄関口として美しい景観が整います。駅舎前広場から眺める駅舎の荘厳とした佇まいや価値、当ホテルの客室の窓から見える丸の内の美しい街並みについても、しっかりと世の中に伝えていきたいです。

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