無形商材のPRネタ、どう探す? “5種類”のネタで毎月5~7本を継続配信するネイティブキャンプ英会話

Client
株式会社ネイティブキャンプ
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  • Skype不要、予約なしで受講可能。「本当に使いやすい」から広告より広報中心でPR
  • 企業情報、サービス情報、新規教材、実績、調査。この5種類を意識してネタを探す
  • 広報に詳しくなくてもPR TIMESの手厚いサポートで広報業務のコツをつかめた

大小あわせて200以上もあるというオンライン英会話サービス。その大半がSkypeの利用を前提とする中で、マンツーマン英会話レッスン「ネイティブキャンプ英会話」はSkypeなしで利用できます。しかもPCやiPhone/Androidから24時間365日すぐにレッスンを受講できて、1カ月4950円(税込)の定額料金で使い放題。2015年6月の正式サービス開始からわずか2年未満で会員数5万人を突破と急成長を遂げ、業界でも十指に数えられるサービスとして注目を集めるようになっています。

オンライン英会話のような無形商材を提供する企業の広報担当者にとって、悩みの種となるのは「プレスリリースネタの見つけ方」ではないでしょうか。飲食業のように季節限定メニューを発表できるわけではありません。きれいに盛り付けられたおいしそうな料理など、インパクトある写真素材も手配が難しく、分かりやすく魅力的に情報を伝えるのに苦労するかもしれません。

ネイティブキャンプ英会話の運営企業・ネイティブキャンプで広報を務める武内彩香氏は、そうした課題を抱えながらも、毎月5~7本前後のプレスリリースを継続的に配信しています。武内氏は無形商材を扱いながら、どのようにネタを見つけ、プレスリリースを制作してきたのでしょうか。日々の広報活動の中で工夫している点を、武内氏に伺ってきました。

Skype不要、予約なしで受講できるネイティブキャンプ英会話

――「ネイティブキャンプ英会話」の特徴を教えてください。

 オンライン英会話サービスのほとんどは、事前に英語講師のスケジュールを確認して予約を入れ、Skypeのようなインターネット電話サービスを別に立ち上げてレッスンを受けることになります。

 予約が必要ですと「ちょっと時間が空いたからレッスンを受けようか」と思い立ったときに受講できません。スマートフォンからSkypeを立ち上げる必要があると、オンライン英会話の教材を表示する画面、Skypeの講師とのビデオ通話画面、Skypeでチャットを打ち込む画面という3つの画面を何度も切り替えながら利用することになります。

 そうしたオンライン英会話の問題点を解消するため、ネイティブキャンプ英会話を独自に開発しました。スマホから利用しても、1つの画面でビデオ通話と教材を表示できて、ボタン1つで教材とチャットとを切り替えられます。

 当社が調べた限り、ネイティブキャンプ英会話は、講師を選んでレッスンが完了するまでSkypeを使わずに利用できる国内初のサービスです。

自信がある分、サービスの特徴をしっかり伝えたい。広告よりも広報中心に訴求

――武内様がネイティブキャンプ英会話の広報を務めるようになったのは、いつごろのことでしょうか。

 私が広報担当に就いて、当社として本格的に広報活動を始めたのは、サービス開始から半年以上経った2016年3月からです。

 サービスを提供開始してから、利用者の反応は上々で、口コミで会員数は増えていました。けれど、さらに成長速度を上げていくためには、ブランド認知を上げることが必要だと感じるようになりました。

 大規模に広告を展開して訴求するという手段もあったのでしょうが、広告に使える予算は限られています。広告では1度に伝えられるメッセージに限りもありますから、サービス名を認知してもらうのが精一杯でしょう。サービスの詳細まで理解してもらうことは難しいと思いました。

 当社には「本当に使いやすく、他にはないサービスを提供している」という自信があります。特徴を分かってもらえれば、きっとご活用いただけると思い、時間はかかっても広報中心にブランド訴求していこうと考えたのです。

企業情報、サービス情報、新規教材、実績、調査レポート――5種類のリリースを配信

――無形商材を扱っているとプレスリリースのネタを見つけにくいと思います。それでも貴社は毎月コンスタントにプレスリリースを出していますが、配信するネタはどのように見つけているのでしょうか。

 私自身、広報に詳しくない状況で業務を担当することになりました。そこで最初は、プレスリリース配信をお願いする企業を探すところから始めました。

 PR TIMESを含めて3社ほどを比較・検討させていただいた結果、プレスリリースが原文転載されるメディア数が多いこと、営業担当者が信頼できる方だと感じたことから、PR TIMESにお願いすることに決めました。

 それからPR TIMESの営業担当者に事細かく質問・相談して、ネタの見つけ方やプレスリリースのタイトルの付け方、画像レイアウトの仕方などを学んでいきました。

 その他にも、インターネットで検索してプレスリリースの書き方例を参考にして、ネタの選び方や文章の書き方を勉強していきました。広報担当者向けの勉強会などにも通いましたね。

 そうして自分なりに、ネイティブキャンプ英会話を広報する上で、5種類のプレスリリースを制作できるのではないかと考えるようになりました。

 5種類のプレスリリースとは、他社との協業やインターンシップ生の募集などのコーポレート関連のリリース、サービスのアップデートやリニューアルのリリース、新規教材を紹介するリリース、「会員数30,000人を突破」といった会員登録数やレッスン利用回数の推移を報告するリリース、「卒業式に好きな人に第2ボタンを渡す風習を知っていますか?」などのアンケート調査結果をレポートする調査リリースです。

 これら5種類のリリースを組み合わせながら、毎月コンスタントにプレスリリースを配信するようにしています。

担当部署と連携。季節性のある旬の新規教材をプレスリリースのネタに

――貴社のプレスリリースを見ていると、「ホワイトデーは日本発祥文化?!バレンタインデーのお返しを英語で伝えてみよう!」「母の日は世界的感謝の日って知ってた?『母の日』 英会話教材リリース」など、季節のイベントに合わせて新しい教材を紹介するリリースが目立ちます。これは担当部署と連携して、季節ごとに教材を企画しているのでしょうか。

 広報から働き掛けて企画してもらった教材もあれば、担当部署が企画していた新規教材の情報を耳にして「PRに使えるな」と判断してプレスリリースに使ったこともあります。

 例えばネイティブキャンプ英会話には、日本文化を海外に伝え、海外の文化を日本人が学習する「異文化コミュニケーション」というシリーズの教材があります。そちらで企画していた新しい教材が、ホワイトデーやお花見、母の日などのイベントを取り上げて、日本独自の文化・習慣を紹介するものでした。季節性のある内容ですから、PRによく利用しています。

 「『プレミアムフライデー』教材をオンライン英会話史上初のリリース」というプレスリリースは逆に、広報から依頼して教材を開発してもらい、それをプレスリリースにしたものです。

 当社はそれほど規模の大きな会社ではありませんが、その分、各部署と距離感が近いです。このように担当部署と広報が連携しやすいのは利点だと思います。

「国内企業初」「時間が割けなかった方々に大好評」「バレンタイン」に反響大

――これまでに配信してきた中で、特に反響が大きかったプレスリリースを教えてください。

 反響が大きかったプレスリリースとしては、まず「24時間英会話レッスンができるAndroidアプリ、国内企業初のリリース!」があります。

 「ネイティブキャンプ英会話」のAndroidアプリをリリースしたことを伝える内容でした。「国内企業初」というところに注目してもらえたのか、多くのメディアに取り上げてもらえました。

 次に「忙しくて英語学習に時間が割けなかった社会人、主婦層の方々に大好評!ネイティブキャンプ英会話の『今すぐレッスン』が累計100万回突破!」が挙げられます

 予約なしで英会話のレッスンを受けられる「今すぐレッスン」の受講回数が累計100万回を突破したことを伝える内容でした。2月という仕事などが忙しくなる時期に配信したのがよかったのか、反響が大きかったです。

 「バレンタインを英語で体験!バーチャル恋愛教材が新登場。義理チョコ、友チョコ、本命チョコって英語でなんていうの?英語でドキドキ告白にチャレンジ!」というプレスリリースにも、反響が集まりました。

 バレンタインデーの2日前に配信したタイミングが良かったのか、トレンドネタとして多くのWebメディアが記事にしてくれました。

形がない商材のPR、直感的に分かる写真の手配に苦労

――「オンライン英会話」という無形商材をPRする上で、どんなところに苦労していますか。

 確かに無形商材をPRするのは難しく、飲食店やお菓子メーカーなどをうらやましく思うこともあります。季節限定の商品やメニューなどのネタに恵まれていますし、分かりやすく魅力的な写真を用意しやすいようにも感じます。

 ネイティブキャンプ英会話をPRしていて、私が一番苦労しているのは使い勝手の良さを写真で伝えることです。できるだけ直感的に「使いやすそうだ」と思ってもらえそうな写真を手配したいので、手軽さがイメージしやすいスマートフォンを手で持っている画像を使用するなど、工夫しています。

 その他には、写真だけではネイティブキャンプ英会話の特徴が十分に伝わらないかもしれませんので、プレスリリースの最後には特徴を簡単に説明した文章を必ず載せるようにしています。

テレビ番組で紹介され、「うれしい」「がんばろう」と社員のモチベーションが向上

――広報活動の成果、貴社はどのように計測・評価していますか。

 本来なら「広報活動によってどれだけ会員登録者が増えたか」と計測したいところですが、純粋に広報の力だけで登録した会員数を把握するのは困難でしょう。入会時にアンケートで聞いても、最終的な後押しになった項目が選ばれがちです。広報はブランド認知の面で間接的に貢献しているとは思いますが、その貢献度を数値化するのは難しいと感じています。

 それでもプレスリリース配信を続けることで、ネイティブキャンプ英会話のブランド認知が向上してきているという手応えはあります。ですから現状では、数値で効果を計測しやすいテレビやWebメディアなどでの露出件数や、PR TIMESで配信したプレスリリースのPV数、記事掲載件数や転載件数などを指標として、広報活動の成果を評価するようにしています。

――ブランド認知が上がってきたことで、「良くなった」と感じることはありますか。

 メディア露出が増えてきたことで、社員のモチベーションが上がってきていると思います。

 例えば、ネイティブキャンプ英会話がTBS系列のニュース番組「Nスタ」で取り上げられたことがありました。

 放映日に休んでいた社員が番組をビデオカメラで撮影して、社内チャットツールを使って公開してくれました。それを見た社員からは「いいね!」という反応がたくさん寄せられていましたね。

 業務日誌に書かれた社員の反応を見ても、「自分の開発したサービスがテレビで取り上げられてうれしかった」「もっとがんばろうと思った」など、前向きなコメントが書き込まれていました。

英語を学びたい人はこれからも増える。どの年代にとっても使いやすいサービスに

――最後に、今後に向けた抱負を伺えないでしょうか。

 小学校のうちから英語を勉強するようになるなど、英語教育はますます重要になってきています。2020年には東京オリンピックも開催されます。「英語を勉強したい」と考える人は、お子様から年配の方まで、どんどん増えていくことでしょう。

 ネイティブキャンプ英会話は、どの年代の方にも「使いやすい」と評判です。これからもずっとご利用いただけるようにサービスの向上を図っていきます。私も広報担当者として、季節性のある新規教材を紹介していくなど、1人でも多くの方にネイティブキャンプ英会話を知ってもらえるように努めていきます。

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