ACTION 02

仕事で受け継ぐ「行動者」の姿勢。挑戦から学んだ、恐れず決断する力とは

  • 杉山 博美(株式会社PR TIMES 経営企画本部)
  • 橋本 有翔(株式会社PR TIMES マーケティング部 / アカウントプランナー)

DATA:2018.11.22

一人ひとりが成長の喜びを得ることで、組織や事業が円滑に進んでいく

橋本:積極的に行動をしていくと、周囲と意思疎通が取れなかったり、意見がぶつかりあったりするような「摩擦」が起こることもしばしばありますよね。杉山さんは、そんなとき、どのように折り合いをつけているのでしょうか?

杉山:そうだなあ……。そもそも私は、何かを決めることがとても苦手なタイプです。だからこそ仕事に向き合うときは、会社のミッションである「行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ」をゴールに見据えて、そのゴールに沿って行動することを意識しています。

とはいえ、橋本さんの言う通り、意見の食い違いなどが起こることもあるし、普通に落ち込むこともあります。ただ、最終的なゴールは会社のミッションであり、そこにつなげていくことが一番大切なことなので、その軸をぶらさずに、でも相手の意思も聞きながらコミュニケーションをとることを心がけていますね。それが上手にできないことも、まだまだ多いですが……。


経営企画、採用担当などの役割から、PR TIMESの組織全体を考える立場でもある杉山さんは、PR TIMESの組織力をどのように強めていきたいと考えていますか?

杉山:「組織力を高める」となると「チームビルディング」や「コミュニケーション」に目が行きがちですが、私のなかで、まだまだ人数が少なく、成長のアクセルを踏まなければいけないPR TIMESに、いま必要な「組織力」は少し違うのかなと思っています。

山口は、よく「成長はすべてを癒す」と話します。私自身も、社員一人ひとりが「成長する喜び」を得ることによって、組織や事業が円滑に進み、それが組織力を高めることに結びつくと思っています。ここで働く人たちが、会社の成長や事業が社会に及ぼす影響を少しずつでも自分ごととして考えるなかで、組織のあり方が決まっていくのではないでしょうか。


他人の失敗を責めることは絶対にしない。大事なのは次のアクションを起こすこと

杉山:また、組織力という面で重きを置いているのは、新卒採用です。どのようにしたら良い人材を採用することができるのか、採用人事として注力しています。

橋本:なぜ新卒が重要なんですか?

杉山:PR TIMESでは「フラットでオープンな組織」を組織戦略に掲げていますよね。でも、上下関係などを取り払った関係性をつくっていくことは簡単ではありません。

もしも、新卒社員がフラットに議論できるような環境を整えれば、ほかの社員も刺激を受け、変わっていくことができるはず。それによって「フラットでオープン」という理想に近づくだけでなく、社内から多くの行動者が生まれて、PR TIMESという組織は強くなっていく。そんな、既存の組織を刺激していく存在として、新卒の採用を強化していきたいと考えています。


橋本:杉山さんは、役職や部署関係なくどんどんコミュニケーションをとっているし、フラットな議論にも積極的です。ぼくは、そういうフラットな姿勢で、臆さず意見できるようになるためには、少なからず「失敗」の経験が必要だと思っています。

「失敗の経験が必要」とは、どういうことでしょうか?

橋本:代表との会話も、どうしても上下関係のなかで捉えてしまい、自分の意見を言うことを恐れがちでした。しかし、自ら責任をとって行動していくなかで、間違いや失敗を恐れて行動を避けていては何も経験することができないことに気づきました。

PR TIMESでは、役員を含めて誰もが失敗を経験しているからこそ、他人の失敗を責めることは絶対にしない。もしも失敗だったとしても、それを次のプロジェクトに対してどのように活用するかのほうに注目してくれます。それを知ってからは、失敗もポジティブに捉えられるようになりました。

杉山:私も、行動ファーストで動いているぶん、これまでにさまざまな失敗を経験してきました。ただ、その失敗を踏まえて、次の成功を発想することができるようになりました。

日々の仕事で壁にぶつかったときは、プロジェクトごとの目指すゴールと、それに対する自分の役割を明確にして、それを推進していくための「責任感」を持って行動することで乗り越えています。

橋本:「祭りプロジェクト」もまだまだ改善の余地があるため、「成功」とは言えないと思っています。でも、誰も、それを「失敗」とは表現せず、より上手く回していくためにどのようなアクションが必要になってくるかを考えてほしい、と助言してくれます。

ぼくがすべきことは、現在の結果を活かし、次のアクションを考え、実行に移していくことではないかと思っています。

取材・文:萩原雄太 撮影:有坂政晴(STHU)