CULTURE 01

広い視野が自分を成長させる。社内屈指の行動者が考える「自己実現」のヒント

  • 江口学(株式会社PR TIMES マーケティング本部 営業戦略グループ / グループマネージャー)
  • 櫻井慎也(株式会社PR TIMES サービス開発本部 / エンジニア)

DATA:2018.11.20

他人なくして、自己実現はない。利己的な欲求を、企業のミッションを意識した思考に変えるには?

櫻井:行動を起こすために、「自分でスイッチをつくる」というコツはわかりましたが、そのモチベーションを保つのも大変そうです。

江口:それでいうと、ぼくはモチベーションではなく、「なぜやるのか」「なぜやらないのか」で考えています。仕事に置き換えれば、自分がいまやっている仕事は会社の戦略に沿うのか? その戦略の先にはどんな未来が広がっているか? こうした自問自答をつねに繰り返しながら、そのとき自分がすべきことを行動するように心がけています。


櫻井:会社の戦略を前提にして、自分の行動を組み立てているんですね。ぼくも会社のミッションを大事にしたい気持ちはあるのですが、それよりも自己実現欲のほうが、いまは優先度が高いんです……。以前、江口さんとお話した際、若い頃は「自分自身のやりたいことに向かっていた」とおっしゃっていましたが、そうした利己的な欲求を、会社のミッションを意識した思考へとシフトしていくコツがあれば知りたいです。

江口:ちなみに、櫻井さんの考える自己実現ってどんなこと?

櫻井:優れたエンジニアとなり、自分自身の価値を高めることです。それと同時に、自分のプロダクトを多くの人に使ってほしいというのが、ぼくの自己実現の欲求ですね。

江口:なるほど。ぼくも、そういった自己実現をしたいという欲求はとても大事だと思います。ただ、その欲求を叶えたいのなら、ステークホルダーや、もっと広いパブリックにとって「役に立てる自分」であることが必要じゃないかな。つまり、自己実現は自分を突き動かす動機にはなるけれども、自己実現のための「行動」を起こすときは、他者への貢献をベースとした発想になったほうがいい。

そのためにも、自身の能力を安く見積もらずに、他人のため、社会のために自分は貢献できると、もう少し広いところに目標を置くことが、成長に繋がるのではと思っています。同僚や友人などいろいろな人のことを考えながら仕事をすれば「自分は一人じゃない」という、当たり前のことに気づけるはずです。


高い目標を掲げている人たちを見て気づいた、「行動者」の働き方

お二人それぞれの、今後挑戦していきたいことを教えてください。

櫻井:いまはプレスリリース配信サイトの修正や新規の機能をつくっていますが、ゆくゆくは、ゼロからシステムをつくりたいです。もちろん、いまの仕事から学ぶこともたくさんありますが、どうしても限られた範囲の学びしか得られない。マーケティングやマネジメントなど、もっと幅広い領域でスキルを身につけていきたいですね。

櫻井さんはまだ入社半年ですが、PR TIMESでは社歴に関係なく、新しいことに挑戦することが認められる雰囲気があるのでしょうか?

櫻井:はい。学生の頃は、「社会人になると個人で自由に動くことはできず、新しいものをつくるのは難しいのではないか……」と、不安でした。しかし、PR TIIMESには、「なんでも挑戦できる」というフラットでオープンな雰囲気があります。江口さんだけでなく、周囲の先輩が自ら積極的に行動をしている姿を見て、いい刺激を受けていますね。


江口さんはいかがでしょうか?

江口:ぼくの場合は、行動していれば自然と「新しい自分」を発見できることを、身をもって体験しました。動き始める前に悩んでしまう気持ちがわかるからこそ、「行動することの喜び」をもっと社内の人に伝えていきたいと思っています。

櫻井:江口さんも、悩んで立ち止まる時期はありましたか?

江口:もちろん。前職では会社から目標が与えられて、それに向かってまい進すればよかったんです。けれども、PR TIMESは外から目標を与えられるのではなく、自ら目標を掲げていく会社。入社した当初は、自分で目標を設定しなければならないという環境に戸惑い、悩みましたね。その結果、いつの間にか、目標を低く設定してしまっていました。

でも、周囲の先輩社員や、仕事で関わるスタートアップの経営者の姿を見ていると、限定した役割をこなすだけではなく、役割を超えて仕事をしていることに気づいたんです。そういった人々の影響から、だんだんと自分でも高い目標を自ら課し、それを達成するための行動に向かって進めるようになりましたし、その経験によって、「良い目標は、人を引き上げてくれる」ということにも気づきました。そんな好循環が回り始めたのが入社後1年ほど経ってからでしたね。


櫻井:周囲の人の価値観や働き方が刺激となり、江口さんを「行動者」にしたんですね。

江口:そう。だから、櫻井さんも自ら率先して高い目標を掲げて行動することによって、「櫻井基準」のようなものをエンジニアチームに浸透させてほしい。そうすれば、PR TIMESがもっと盛り上がっていくはずです。

取材・文:萩原雄太 撮影:高木亜麗