CULTURE 17

受賞者としての自覚を持ち、「うぬぼれず、でも自信を持つ」。行動を重ねた入社後の1年 #PR TIMESなひとたち

  • 舛田 貴司(営業本部)

DATA:2021.10.15

迷わず突き進んでいるように見える人ほど、実は見えない葛藤が多いもの。『#PR TIMESなひとたち』は、PR TIMESらしさってなんだろう?について、社員の挑戦や、努力の裏側、周囲からは見えづらい地道な一面に迫り、わたしたちの日常をお届けしていくコーナーです。

今回は、営業本部に所属する舛田貴司さんをインタビュー。舛田さんは、2021年4月に開催された「2020年度通期社員総会」で個人賞のひとつ「Super Homerun賞」を受賞しました。

今回のインタビューでは、受賞時の率直な気持ちから、営業本部での奮闘や葛藤、何を大切に仕事をしてきたかなど、お話を伺いました。

舛田 貴司

舛田 貴司

営業本部

2020年3月PR TIMES入社。PR TIMESでは大手企業からスタートアップまで多様なクライアントを担当。
官公庁や行政などの情報発信における広報・PRの課題に合わせてPR施策などを提案している。
プライベートでは故郷・徳島県のとくしま若者回帰アンバサダーにも就任をしており、近くの人から故郷の良さを伝えている。

プロジェクト一つ一つに未経験ながら向き合った上半期

今回、「2020年度通期社員総会」でSuper Homerun賞を獲得したのは、営業本部の舛田貴司(ますだ・たかし)さん。アカウントプランナーとしてPR TIMESの利用に関する新規の営業や、既存のお客様へのフォローを行っています。ほかにも、自治体情報発信推進プロジェクトの責任者もされています。

舛田さんは、2020年3月にPR TIMESに入社されたんですよね。

舛田:はい。入社3日後には、営業本部の方々に同行しはじめ、すぐに自分が主担当として動きはじめました。6月には『観光復興ガイド』のプロジェクトがスタートして、9月にはAPUとの連携協定を担当として進めました。

今回は、営業本部としての業務の面と、プロジェクト一つ一つに対する実績の面での評価が「Super Homerun賞」の受賞に繋がったとお伺いしています。受賞を知ったときの率直な気持ちはどうでしたか。

舛田:賞をいただけたことは素直に嬉しかったです!

受賞を知ったのは、業務面で少し精神的に落ちていた時期だったんです。上期に比べて業務のスピードがよくないなと感じていたし、業務の漏れや、自分が目指している部分には達せていないことも出てきて、自信をなくしているときでした。目の前の業務にいっぱいいっぱいのタイミングだったのもあって、嬉しかったですね。

受賞の瞬間

入社してすぐに観光復興とAPU(立命館アジア太平洋大学)の発表を担当されていますが、どのような流れで担当することが決まったのでしょうか?

舛田:私が入社したタイミングは、ちょうど組織変更が行われたタイミングだったんです。長く営業本部にいたメンバーの異動も重なったこともあり、営業本部として事業成長の動きを止めてはいけないと思い、自然と色々な業務や役割を担当するようになってましたね。

そのときは「やりたいことをやる」ではなく、やらなきゃという気持ちの方が強かったんです。

入社されて1年。営業としても、プロジェクト担当としても少し日が経ちましたが、今はどうですか?

舛田:だんだんとPR TIMESで行う業務の面白さがわかってきたり、次にやってみたいことが出てきたりしている段階です。

でもいま振り返れば、当時、転職したてのなかでもどうにか頑張りたい、貢献したいと考え行動したことが大きいと思うんです。APUの発表も、当初はスタートアップ担当をしていた流れで自分が責任者になることに決まったのですが、今は担当できてよかったと思っています。

賞状

厳しいときに思い返すのは「うぬぼれず、でも自信を持つ」という言葉

賞をもらった後の心境の変化はありましたか?

舛田:正直、今すごく大きなプレッシャーを感じています。

それはどのようなプレッシャーでしょうか。

舛田:この賞受賞が一過性のものにならないようにしようというプレッシャーです。賞を受賞したことがたまたまその時だけよかった、けど今はそうでもないよね。っという風に思われないためにも誰よりも前に進まなくてはいけないなということを感じています。

これまで、同じように期待されることがあったのでしょうか。

舛田:前職でも期待いただくことが多かったです。そのときはマネージャー賞のような形で表彰していただきました。その成績があってほかのプロジェクトを任せていただけたのですが、なかなかうまくいかなくて。過去に期待に応えられなかった経験があるからこそ、今回の受賞で感じるプレッシャーが大きくなっているんだと思います。


プレッシャーを感じながらの日々、率直に今はどうですか?

舛田:今もすごく楽しいです。しかしながら悩んで立ち止まる時もありますね。PR TIMESの営業本部はプレスリリース配信サービス「PR TIMES」のみならず、PR TIMESの事業を成長させる他サービスを様々なお客様に寄り添ってご提案をしています。その中で広報・PRの知識だけではなく、お客様一人一人の課題に合わせた提案をしていかなくてはいけないので、入社した時以上にご提案の難しさを感じています。その中でほとんど実績をあげられていないと思ったときに、頭でわかっているからこそ苦しい部分もあります。

ただ、営業本部長の江口さんが言っていた「うぬぼれず、でも自信を持つ」という言葉を、いつでも思い返すようにしています。この言葉を思い出すと、これまで自分が出来てきたこともあるし、自信を持っていいんだって励まされるんです。

地域経済の発展と地域社会の活性化のために 

苦しい場面もありながらも、受賞者として自覚を持ちながら前進している日々だと思います。今後の目標を教えてください。

舛田:これは営業本部としての目標でも掲げていますが、私自身の目標としても、全国の自治体にPR TIMESを活用いただき、情報発信のサポートをしたいと思っています。

2021年9月末現在、市町村数は全部で1724自治体あり、そのなかでPR TIMESをご利用いただいている自治体は300を超えます。
中期経営目標でも2025年度末(2026年2月末)までに利用自治体数を700、かつ47都道府県すべての都道府県下で利用がある状態にしたいと考えています。
また、PR TIMESの活用と合わせて、自治体職員の方自身の広報スキルが上がるようなサポートもしなくてはいけないと考えています。

ありがとうございます。その目標達成のために、今舛田さんが取り組んでいることはありますでしょうか?

弊社ではエバンジェリストとして元埼玉県三芳町職員の佐久間智之さんと共に自治体向けの地方自治体職員向けにセミナーを開きました。
PR TIMESのみならず広報業務・情報発信業務に励まれている方に向け住民目線での発信などを行い計400名以上の方に参加いただきました。

そして現在、担当している自治体様向けに全庁研修を企画しご提案をして広報スキルアップに関してサポートを行なっています。
また私自身、今住んでいる自治体の基本構想に関するパブリックコメントに参加したりと実際に公務員の方の動きなども捉えれるようにしています。

自身も地方出身者でもあり、地方で仕事をされていたこともあるかと思います。全国の自治体にPR TIMESを活用いただいた先にどのような未来を想像していますか?

舛田:地域のニュースが地元だけで広がり完結するのではなく、情報発信元の方々も知らないところで話題になっていて、その反響がまた地域に伝わって情報発信元の方々の活力になる。そんな未来を想像してます。

宣言したことを行動でも表しています!

今回のインタビューを終えて…

入社後すぐに行動を重ねて成果につなげている舛田さん。受賞の喜びと同時にプレッシャーを感じているという正直なお言葉が印象的でした。
そして、ミッションの実現に向けて真摯に取り組んでいるからこその厳しさ、そこを1つ1つ乗り越えてつながった「Super Homerun」だということが伝わってきました。
舛田さん、ありがとうございました!

執筆:佐藤 杏樹 撮影:近澤 幸司