CULTURE 63

お客様の”行動”の隣を一緒に走る人に。応援の範囲が広がると、自分の嬉しさもひとしおだった話。

  • 華輪 匠眞(Jooto事業部 第二営業部 マネージャー代行)

DATA:2025.05.21

はじめまして!22年新卒、入社4年目の華輪匠眞です。入社以降、「Jooto」というタスク管理ツールのSaaSを提供している事業部に所属し、主に新規のお客様への提案活動を担っています。(PR TIMESに関わりたいと思って内定を承諾した自分が、なぜ研修後の配属志望でJootoを希望したのか…という話は機会があればまた別の投稿で書けたらと思います…!)

今日は、日々の仕事の中で『ちょっと嬉しかったこと』をテーマにブログを書いています。
入社以降ありがたいことに忙しく過ごしている中で、ちょっとしたハッピーな気持ちに気付いたり、それを「だれ」かに伝えたりする機会や自身の余裕がなかなか無かったなぁと振り返っています。

本投稿を通じてPR TIMESやJootoの仕事の中で感じられるちょっとした嬉しいことを知ってもらったり、読んでいただいた皆様が日常のハッピーに目を向けるきっかけになれば幸いです。

華輪 匠眞

華輪 匠眞

Jooto事業部 第二営業部 マネージャー代行

2022年に新卒でPR TIMESに入社。Jooto事業部の営業チームに配属後、200社以上のお客様への活用提案や、導入後のお客様への継続的な活用支援を行う。その他、展示会への出展やCRMツールを活用したインサイドセールス業務フロー構築なども担当。2025年3月よりマネージャー代行に就任。

自分たちの話ではなくお客様の仕事の話をするということ

最近僕が嬉しかったのは、Jootoをご利用いただいているお客様が、「Tayori」という弊社が運営しているもう1つのSaaSプロダクトのご利用を開始いただいたことです。
ご利用自体が嬉しかったというよりもお客様の成功に向けて、「お客様とJootoの利用や操作だけじゃなく、お仕事自体の話ができていること」「株式会社PR TIMESという会社として良い関係が築けていると感じられたこと」の2点が大きな要素だったと捉えています。

ある日、長らくJootoをご利用いただいているとあるお客様との定期面会の中で
「直近異動があって、業務改善をミッションとする部署と兼務になったんだよねぇ」
という話を伺いました。

ご面会のなかではもともとJootoとお取組をさせていただいていた業務について
「〇〇という業務で無駄が多いので自動化の余地があるんじゃないか」
「▲▲という業務は手戻りが多いから、そもそも依頼時のルールを見直した方がいいんじゃないか」
など従来通り議論をしていましたが、1点だけこれまでと違うことがありました。
それは、今Jootoが直接的に関わっていない業務についても会話が弾んだことです。

「■■という業務については情報のアップデートが日々目まぐるしく行われるから、部署を跨いだ途端情報が錯綜してしまう。」
「★★という業務でよくミスが生じるんだけど、こういうケースが顕著にミスが多くて、そもそも業務に着手する前の段階で理解度を揃えるための施策を行うのはどうだろう」

ツールとしてのJootoの話は置いておいて、自分が事業部内・全社プロジェクトを推進する際に苦労した経験や上長からもらったフィードバック、他社様がやってた仕事の進め方のルールなど、自分の経験や知識を総動員しながらお客様の同僚になった感覚でお話をしていました。

Jootoが取り組みの領域とする日々のタスク管理やプロジェクト管理は、自分だけで簡潔することはほぼ無く、他の人と協働しながら進めていく仕事を対象とすることがほとんどです。この打合せ中は必死だったのですが、後から振り返ると、どうにかして困りごとを解消したいという思いしかなく、お手伝いできるものが何なのか思考を張り巡らせていました。今回は特に長くお取組をご一緒させていただいていて、日々のお仕事の様子や一緒にお仕事をされている方の表情も思い浮かぶからこそ、応援の思いをより強く持てていたのかもしれません。

ふとお客様との会話が落ち付いたときに、『これはJootoでは解決が難しいかもしれない…。でも、Tayoriなら貢献できるかもしれない。』そんな思いがよぎりました。

TayoriのHPを投影しながら概要をご案内し、「今仰られていた〇〇という状況を達成するには、▲▲がポイントで、Tayoriで貢献できるかもしれません。いいプロダクトと信頼できるメンバーなのでぜひ提案の機会をいただけませんか?」
気がついたらそんな話をしていました。
そのままその面会はJootoの話をあまりすることなく終わるわけなのですが、確かにお客様の仕事が前に進むかもしれないという手応えがあり、今までにない充実感と嬉しさを覚えたのを覚えています。

課題解決の面積を広げる

JootoやTayori、そしてPR TIMESなど他事業部のメンバーと日常の業務で直接関わることはそう多くはありません。
周囲の知人からも「PR TIMESのお客さんにJootoの提案しないの?」と聞かれることもよくあるのですが、お客様が元々持っている課題感が異なることも多いため、お客様のためにならない、所謂クロスセルの営業活動は行っていないんです。
※ちなみに僕はこのスタンスの営業活動が入社当初からすごく素敵だなと思っています。

一方で、お客様の課題感や仕事の進め方の解像度が上がってきたり、関係性が深まって様々な視点で社内の課題感をお伺いしていると、Jootoでは難しい課題解決をTayoriならできたり、Tayoriでは難しくてもJootoならできるかも、というケースが徐々に増えてきた感覚があります。
自分が担当しているサービスで解決できる困りごとの範囲を広げたり深めたりしていくことはもちろん重要ですが、複数プロダクトを運営しているからこそ解決できる可能性や面白さがあるなぁと感じています。

余談ですが、僕は普段からSlackで他部署のチャンネルも流し見をするようにしています。笑
自分の仕事に活かしたい・他の誰かの頑張りを感じてスタンプを押したい、などなど色々理由はあるのですが、前述のような話がスムーズにできたのはTayori事業部の情報をキャッチアップするようにしていたことが繋がっていると思います。
具体的にはSlackチャンネルで日々のやりとりを見たり、提案資料が展開されている時には必ず目を通したりするようにしているのですが、直近の新機能はもちろん、チームとして推進している取り組みや、Tayoriが特に貢献できるお客様像が自分の中でイメージできたのがポイントだったと思います。

お客様に貢献できるのはもちろん何より嬉しいですが、近い席でSaaS事業として一緒に切磋琢磨しているTayori事業部に貢献できたのも個人的にはとっても嬉しい理由のひとつです。
自分だけでは貢献することが難しいことでも、他のメンバーや事業と協力しながら取り組みを進行することで解決できるお困りごとの面積が広がっていることは自分にとってすごく嬉しいポイントでした。
こうした取り組みを通じて「PR TIMESにSaaS事業があってよかった」と感じていただき、お客様の行動を応援できる存在であれたらこれ以上嬉しいことはありません。
今後は社内での連携だけでなくプロダクト間の連携なども通じて、お客様の行動の隣で一緒に走ることができる存在であれるよう進化していきたいです。