CULTURE 68

“みんなにとっていい仕事がしたい”わたしらしいリーダーシップスタイルの探し方

  • 渡邉 梨夏子(PR TIMES事業ユニット メディアリレーションズグループ グループ長)

DATA:2025.06.25

こんにちは、メディアリレーションズグループの責任者(グループ長と自分で言うのが少し恥ずかしい…笑)の渡邉です。2018年11月にPR TIMESに参画してから6年7か月目です。この期間にはコロナを経験したり、異動があったり、役割が変わったり、たくさん変化がありました。
折角の機会なので、はじめましての方も、そうじゃない方にも”いま”までの話と、”いま”考えていることを残すことで挑戦しようとする「だれ」かの背中を押せたらいいなと思って書いていきます。

だれブロ ーまだ、話していないことー
私が「だれか」お伝えします。働く誰か、働こうとしている誰かに役立ってほしい。
そんな想いでPR TIMESのメンバーが紡ぐブログです。
PR TIMESで働く「私」の仕事とそのほかいろいろ。
うれしいとか、やる気がでるとか、やめようかなぁとか。
だれかの、働く今日の気持ちにつながりますように。

渡邉 梨夏子

渡邉 梨夏子

PR TIMES事業ユニット メディアリレーションズグループ グループ長

子どもと家族に関わるお仕事から、PRの世界へ。にこにこ、きらきら。ポジティブでハッピーな空気が世の中にもっとひろがっていくような、そんな仕事をわたしらしく形にします。化粧品、食品メーカーを中心に多くの企業のPR活動に伴走するPRプランナーを5年間担当し、企画立案からメディアリレーションズまで一気通貫で支援。2024年9月、メディア記者との関係構築を担うメディアリレーションズグループのグループ長に就任。

まずは今までのキャリアの話をさせてください。
小学生の頃から、わたしの情報収集源はだいたい分厚い漫画や雑誌。友達との会話もトレンドを知るのにも、漫画と雑誌が生活の中心にありました。そんな経験から「この誌面づくりに関わってみたい!」という興味を強く持っていたこともあり、大学でもメディアに関するゼミに入ることに。新卒では子ども事業を展開する会社で出版関連の仕事を経験しましたが、紙媒体にこだわらず、様々な情報に接する仕事に挑戦してみたい!という思いで、2018年にPR TIMESと出会います。お客様の広報PR支援をプレスリリースに限らず様々な手法で企画提案実行までを伴走する、PRプランナーとしてのキャリアをスタートしていくことになりました。


(写真)美容ブランドの広報さんとメディアを繋ぐ、PRパートナーと未来をつくる会議

自分に向けた”HAPPY”から、関わるだれかに”HAPPYをあげよう”

プランナーの仕事は毎日が新しい出会いと学びでいっぱいでした。イベントやポップアップが好きだった私は、リアルイベントの提案を中心にしたメディアとの接点づくりを、自分の強みにして経験を重ねます。プランナーの中でもリアルコミュニケーションのノウハウを誰よりも持ちたい。そんなことを考えたこともありましたが、コロナ禍で思い描いていた通りには進まなくなったんです。オンライン発表会のかたちを模索したり、メディアとの関わりも大きく変える必要があったり、そんな環境の変化に迷いながらもプランナーとしてのキャリアを自分の中でどう“HAPPY”にできるか、が当時の働き方のスタイルでした。

やっと自分の仕事の進め方がかたちになってきたころ、代表・山口さんから思いもよらない打診をいただくことになります。2024年の夏ごろでした。メディアリレーションズに関わる新部門の責任者を引き受けてほしいという話です。当社では「抜擢と交代」という言葉をよく耳にしますし、柔軟な組織変化を目の当たりにしてきました。それでも、まさか今このタイミングでわたしにその機会が来るなんて想像していなくて、とにかく驚いたし、最初はやんわりと断りました(笑)
メンバー育成やリードの役割はありましたが、マネジメントの領域への挑戦、ましてや関わっているお客様のプランナーの担当を外れることに不安でいっぱい、いま楽しくて充実している場所から、あえて挑戦する必要ある?もっとマイペースで良くない?そんな感じでした。

一方で実はこのタイミングでApril Dreamの責任者を担当することを決めたり、周りのメンバーの異動が決まったり、様々な変化が起こり始めている頃でした。わたしが最後に決断する軸は、自分が楽しむ覚悟ができるかどうかです。これまでのPR TIMESでの時間を振り返って、成長できたなと思えた時は、そんな環境変化に自分がチャレンジすることで、周りの方の変化が実感できた瞬間だったことを思いだしました。
次に望んでもこんな機会は巡ってこないかも、新しいチームやプロジェクトとの出会いは私とかかわる多くの人の変化に繋がるかも。自分に向けた”HAPPY”が、周りへの”HAPPY”に繋がるかも。これまで自分が頑張れたときのことを振り返って、メディアリレーションズの責任者を担当したいですと、自分のことばで伝えることができました。

メディアリレーションズグループ爆誕!駆け抜けた数か月、自分のリーダシップスタイルとは?

新部門は2024年9月に誕生しました、組織変更のプレスリリースが発表された瞬間のドキドキを今でも覚えています。
目指すのは、カスタマーリレーションズとPRパートナーのそれぞれで育むメディアコミュニケーションをひとつにしてPR TIMESでしか実現できない唯一無二のメディアリレーションズをかたちにすること。
まず新体制となったメンバーにわたしの考えるメディアとの関係構築に関して『PR TIMESと全てのメディアを繋ぐ、良き伴走者になる』という指針を“戦略”として言葉で伝えることからはじめました。マネジメント経験はゼロでしたが、他のリーダーや書籍から学んでは、自分の“リーダーシップスタイル”ってどんなものだろう?と、自問自答する毎日。チーム発足から約9カ月ですが、チームメンバーのメディアさんへの対応、毎日の表情・言動をできるだけ細やかに感じ取ってメンバーひとりひとり、自分自身との対話も大切にしながら、なるべく早い決断、オープンで誠実な情報共有を心がけています。

チームとして目指す目標や土台が出来てきた今は、ワンチームだからこそ出来るメディアとの関係構築をかたちにするべく動きはじめています。具体的に挙げるならPR TIMESご活用のメディアユーザーさんとのより深い関係づくり。北海道から沖縄まで、WEB媒体だけでなくテレビや雑誌などのマスメディアの方や、個人で活躍するSNSユーザーさんまでこれまでは相互にやり取りが叶わなかったメディアの皆さんとの関係を深める仕組みとナレッジを育てること、また関連してPR TIMESで保有するデータの活用も挑戦しているところです。

いま、考えていること

こんな風に文字にして記事に書くのは簡単です。それでも実際にPR TIMESと関わるすべてのメディアと良い伴走をし続けることは、ひとりではできない。チームとしての体制構築を進めること、メンバーが力を磨ける環境をつくることがメディアとの関係をより深化させるために必要です。
自分自身もですが、メンバーや関わるメディアさん、その発信に協力してくれた企業の方、それぞれが”いい仕事ができた”って思える瞬間を少しでも増やせたらいいなと思います。
個人的には毎日がむしゃらに頑張って、おうちに帰って好きなご飯を食べながら一日を振り返って、これからのことを自由に考えたり家族と話したりする時間が至福です。今日もつい誰かに話したくなる、いい仕事をチームのみんなと、関わるみなさんと一緒にできたら嬉しいなと思っています。


(写真)元気の源はご飯とお酒と睡眠、入浴!手作りのフムスが好きです。