PR TIMESのカルチャー
こんにちは。PRパートナーサービス部の水野 愛美理です。2023年4月、新卒社員としてPR TIMESに入社し、PRパートナー事業部(現PRパートナーサービス部)への配属、2024年10月営業部への異動を経て、現在は再びPRパートナーサービス部でPR活動の伴走支援に取り組んでいます。
私がここでお話しするのは、「できない自分」と向き合った当時の思いや葛藤についてです。
新卒で入社してから成長を感じられなかった焦り、お客さまから信頼を失った挫折、そして人前で号泣するほど悔しかった異動辞令。
できない事が当たり前だった自分からどうやって「過去最高」の成果へと辿り着いたのか。自分に自信が持てない「だれか」、変わりたい「だれか」にとってこの話が少しでも背中を押せたら嬉しいです。
だれブロ ーまだ、話していないことー
私が「だれか」お伝えします。働く誰か、働こうとしている誰かに役立ってほしい。
そんな想いでPR TIMESのメンバーが紡ぐブログです。
PR TIMESで働く「私」の仕事とそのほかいろいろ。
うれしいとか、やる気がでるとか、やめようかなぁとか。
だれかの、働く今日の気持ちにつながりますように。

水野 愛美理
PRパートナーサービス部
宮城県出身。2023年にPR TIMESに新卒入社。入社後はPRパートナーサービス部で化粧品・食品のクライアントを中心にPR活動を支援。2024年10月に第一営業部へ異動・兼務し、プレスリリース利活用の支援にも従事。その他、“顧客と株主がつながる”株主優待制度や社員総会といった全社横断プロジェクトに参加。現在はPRパートナーサービス部で化粧品のクライアントのPR活動を支援。
入社後PRパートナー事業部に配属された当時のPRプランナー10名のうち、新卒は私ひとりだけでした。
「早く一人前にならなきゃ」
「先輩たちのように貢献したい」
そんな思いとは裏腹に、現実は厳しいものでした。
自分がメインで進行するはずの提案や定例ミーティングでも、お客さまとのコミュニケーションや議論をうまく進められず、結局先輩社員に助け船を出してもらうことの繰り返し。私は何も発言が出来ずただ頷いているだけ。
「お客さまにどんな提案をすればいいのか分からない」
「なぜお客さまがPRに価値を感じているのか、自分自身が理解できていない」
PR活動のパートナーとしてリードしていく立場にあるにも関わらず、お客さまとの関わり方やPR活動自体も手探り状態でした。周りの先輩たちや他部署で活躍している同期が輝いて見える一方で、自分だけが全く前に進めていない。そんな焦燥感と孤独感で、胸が締め付けられるような毎日を過ごしていました。
そんな焦りの中で必死にもがいていた2024年7月、忘れられない出来事が起こりました。
1年間PR伴走活動を続け、過去4回も新商品発表会をご一緒させていただいていた大切なお客さまから、一本の連絡がありました。
「今回の新ブランド発表会については、別の代理店様で実施させていただくことになりました」
頭が真っ白になりました。
ずっと準備を進めていたつもりでした。「今回も当然、一緒にやらせていただける」と信じて疑いませんでした。しかし、私が気づかないうちに、別の代理店との実施が決まってしまっていたのです。
どこから間違えたんだろう。お客さまは、私に信頼を感じていなかったんだ。信頼を築けていなかったんだ。お客さまを理解できていなかったことすら気づけていませんでした。
今振り返れば、お客さまのことを本当に理解しようとする姿勢、日々の細かな積み重ねが圧倒的に足りていませんでした。
どん底のメンタルで迎えた2024年9月末。上期評価のフィードバック面談でのことです。
「第一営業本部への異動と、PRパートナーサービス部の兼務を命じます。顧客を深く理解し、洞察を持ち、仮説を立て、企画を練り、提案を行う。この一連の活動を通じて、顧客の認知を変え、行動を変え、さらには顧客企業全体の活動を変革するような、真のPRパーソンになってほしいと願っています。」
青天の霹靂でした。ただでさえ自信を失って、仕事のやりがいや楽しさも感じられなくなっているのに、苦手意識の強い「営業部」への異動。しかも、PRパートナーサービス部の兼務もするという重圧。
当時の上長の目の前で、私は大号泣しました。社会人としてあるまじき姿かもしれませんが、その時は感情を抑えることができませんでした。自分の実力不足を痛感し、悔しくて、情けなくて、涙が止まりませんでした。
こうして2024年10月、私の新しい日々は「ゼロからではなくマイナスからのスタート」で始まりました。
「組織の雰囲気に馴染めるだろうか」
「営業なんて、自分にできるはずがない」
「兼務の辛さなんて、誰も分かってくれないだろう」
心の中は、ネガティブな感情と孤独感でいっぱいでした。
「まずは研修をやってみるしかない。でも営業は怖い…しかも初めましての人ばかり…
とりあえず目の前の業務に向き合い色んな人から吸収しよう……」
そんな、マイナスな感情も入り混じったなか、新しい環境に足を踏み入れました。
しかし、いざ第一営業部の中に入ってみると、私が勝手に抱いていたイメージとは大きなギャップがありました。
そこにあったのは、「互いのGood & Happyを心から喜び、あと一歩のときには前を向けるように応援し合うチーム」でした。

第一営業部 サクセスチーム メンバーの一部
私が研修のロープレに合格すれば「おめでとう!(ロープレを通じて)“わかってくれる営業”という印象を受けました」と励みになる言葉を伝えてくれる。
マイナスな感情を赤裸々に開示したら「内省が深くていいですね。水野さんの感情や悩みがクリアに伝わります」と理解しようとしてくれる仲間がいる。
「あれ、一人じゃないんだ」
孤独だと感じていたのは、私が勝手に心を閉ざしていただけだったのです。
温かくも心強いチームの応援に支えられ、私は少しずつ顔を上げることができるようになりました。
そして、苦手だと思っていた営業の仕事にも変化が訪れます。
とにかく1社1社、目の前のお客さまと向き合ってみよう。そう決めて商談に臨む中で、お客さまの「事業におけるお困りごと」や「実現したい未来」を聞く機会が増えました。
そこには、ビジネスの向こう側にある、お客様のリアルな「熱量」がありました。
「この商品を世に広めて、こんな人に手にとってほしいんです」
お客さまの熱い想いに触れたとき、私の中で自然と「この人の力になりたい」という感情が湧き上がってきました。
PRの力を信じてくださるお客さま。
プレスリリースを通じて発信される言葉。
それがメディアに取り上げられ、世の中に届いていく様子。
「きめ細やかなアドバイスをありがとうございます、プレスリリースを書いてみます」
「記事掲載の効果が大きかったです!再度配信に挑戦してみます」
そんなお客様から感謝の言葉をいただくたびに、感じられなくなっていた「仕事の醍醐味」や「PRの楽しさ」を噛みしめられるようになりました。
それでも、現実は甘くありませんでした。
異動して4ヶ月半、がむしゃらに踏ん張ったつもりでしたが、2025年2月期末の結果は、受注目標に対して達成率32%という大幅未達に終わりました。
悔しかった。
またダメだった、やっぱり自分はできないままかと、心が折れました。
そんな時、当時の上長の小暮さんからこんなフィードバックをいただきました。
「やった方が良いと分かっているのに躊躇してしまったこと、できなかったなと後悔していることはないですか?」
「自分自身が一番『やれていない事実』を把握しているはず」「できること・やりやすいことだけやっていたら、成長の幅は小さくなります」
ハッとしました。図星でした。
私は心のどこかで、「営業は未経験だから」「兼務で忙しいから」と言い訳をして、「できない自分」に蓋をしていたのです。
できない自分、その現実を見たくないから、できることの範囲内で仕事をしようとしていた。自分の可能性を、自分自身が一番に諦めていたのです。
「このまま何もできない自分で終わるのは嫌だ」
「絶対に変わりたい。目標を達成したい!」
そう強く思いました。
今の自分なら変われるはずだ。
だから私は、まず「できない自分を受け入れる」ことから始めました。
自分の弱さを認め、至らない点を直視するのは勇気が要ります。でも、それを認めた瞬間、心は楽になりました。
なぜなら、日々の商談を通じて、「お客さまはPR TIMESを通して幸せになれる」と、心から信じられるようになっていたからです。
そして、マイナスな状況を開示しても、「どうしたらできるか」を一緒に考え、応援し続けてくれるメンバーの存在があったからです。「一人じゃない。だから、変われる」そう思えた時、私の中のスイッチが切り替わりました。
そこからの行動の変化は、自分でも驚くほどでした。
商談数は、以前の1日2〜3件から、4〜5件に倍増させました。
ただ数を増やすだけではありません。
「営業の基礎体力」がついたことで、商談の質も変わりました。
これまでは代表の方や反応が薄いお客さまだと弱気になり、提案しきれずに終わることもありました。
でも、もう逃げない、お客さまと向き合うと決めました。
他メンバーの商談録画を何本も見て、BtoB、BtoC、大手企業など、様々なパターンでの商談の運び方を研究しました。
お客さまの会社全体像まで深く調べ上げ、関係構築の方法を1社ごとに変えて提案を行いました。
事業戦略の話から落とし込んだリリース配信の提案ができるようになり、お客さまの課題解決に直結する提案ができるようになりました。
その結果――。
2025年上期、私は当初の目標を大きく上回る受注を達成することができました。
達成率は160%。前期と比較すると、約6倍の成果です。
さらに嬉しかったのは、PRパートナーサービス部で伴走している担当企業さまとの関係性の変化です。
引き継ぎ当初はディスカッションすらままならなかった私が、お客さまのことを深く理解し、成功に寄り添えるパートナーを目指し、追加受注をいただくことができたのです。

数字としての成果も嬉しかったです。
でもそれ以上に、「できない自分」を受け入れ、そこから逃げずにお客さまと向き合い続けたプロセスそのものが、私にとってのかけがえのない財産になりました。
自分のことが信じられなくて、逃げ出したくて、情けなくて泣いた日もありました。
でも、「できない自分」を認めることは、恥ずかしいことではないです。それは、新しい自分に変わるためのスタートラインです。

私はこれから、広報PRをお客さまへ啓蒙し、事業推進に寄与できるPRパーソンとして走り続けます。
誰よりもお客さまのことを応援し、諦めずに一緒に実現していく「PRパートナー」でありたい。
号泣したあの日よりも、今の私はずっと、自分の仕事が好きです。