PR TIMESのカルチャー
CULTURE 83
DATA:2026.02.18
こんにちは。PR TIMESメディアリレーションズグループの渡邉 梨夏子です。2018年に中途入社して以来、PRパートナー事業部(現:PRパートナーサービス部)のリードとして、日々クライアントワークの最前線で約5年間従事してきました。2024年9月からは、メディア記者との関係構築を担うメディアリレーションズグループのグループ長に就任し、私のキャリアのなかでは初めて組織のマネジメントにも注力しています。
そんな私は、毎年4月1日に誰もが夢を語れる発信文化をつくるプロジェクトである「April Dream」の責任者を2025年度の一年間務めました。これはメディアリレーションズグループのグループ長就任とほぼ同時期のことです。自部署での役割の変化があった私にとって、プロジェクトリーダーを務めることは本当に重要な選択だったし、想像通り大変だったけど、チームでやりきることができたな、と今は前向きで、なんだか清々しい気持ちです。
クライアントワークとは異なる、「チームを率いる」「全社の目標達成を背負う」という役割と、会社を象徴する大切なプロジェクトでの経験は、私自身の仕事に対する視座を大きく変え、一緒に働く仲間との関係性を見つめ直すきっかけとなりました。
この「April Dream」での経験を通じて得た気づきを今、新しい挑戦をしようとしている「だれか」にお届けできればと思います。
だれブロ ーまだ、話していないことー
私が「だれか」お伝えします。働く誰か、働こうとしている誰かに役立ってほしい。
そんな想いでPR TIMESのメンバーが紡ぐブログです。
PR TIMESで働く「私」の仕事とそのほかいろいろ。
うれしいとか、やる気がでるとか、やめようかなぁとか。
だれかの、働く今日の気持ちにつながりますように。

渡邉 梨夏子
メディアリレーションズグループ グループ長
子どもと家族に関わるお仕事から、PRの世界へ。にこにこ、きらきら。ポジティブでハッピーな空気が世の中にもっとひろがっていくような、そんな仕事をわたしらしく形にします。化粧品、食品メーカーを中心に多くの企業のPR活動に伴走するPRプランナーを5年間担当し、企画立案からメディアリレーションズまで一気通貫で支援。2024年9月、メディア記者との関係構築を担うメディアリレーションズグループのグループ長に就任。「April Dream」2025 プロジェクト責任者。
私が2025年に責任者を務めた「April Dream」では、2020年の開始以来、2万6000人以上、累計2800社以上の企業や個人の方に夢を発信いただいてきました。
“4月1日は誰もが夢を語ることができる日”。そんな夢の日が、世界中の文化になることをわたしたちは目指していますが、2025年度、私たちチームが掲げた目標は、このプロジェクトのマイルストーンとなる「100万ドリーム」です(100万件の夢の発信を支援すること)。
この壮大な目標に向けてチーム一丸となって取り組んだ結果、夢の発信数は全施策を通じて、7万6000件以上(前年の約4倍)、パートナー数は232社(前年の約3倍)へと飛躍しました。キー局のテレビ番組の映像で初めて放映いただけたことも大きな成果だと感じています。
目標としていた100万ドリームには到底届きませんでしたが、自分自身とチームで出来ることはやり尽くした実感を持てています。着実に夢を広げたこと、そしてパートナーを広げられたことは大きな一歩です。こんな風に振り返ることができるのは、私個人とチームとして二つの山を乗り越えたからだと思います。

長崎県:佐世保市様(地域未来共創部 若者活躍・未来づくり課)

東京都:有明ガーデン様(住友不動産商業マネジメント株式会社)

全国各地:桜十字グループ様(メディメッセ桜十字)
一つ目の山は、自分自身の視座の変化でした。
PR TIMESの全社プロジェクトはリレー形式で、私がプロジェクトリーダーを務めたときは毎年責任者を交代する制度となっていました。「April Dream」も同様で、今回プロジェクトのバトンを受け取った当初、私は目標達成のために“自分らしさをどう発揮できるか”をまず考えていました。
「私なら、どう面白く広げるか」「自分の得意なこと(イベントやキャスティングなど)を活かしてみたい」という、自分の解釈が混じった発想を起点に動いていたと、今となっては感じます。
目標はあるのに、April Dreamを「なぜPR TIMESが取り組むのか」を自分の言葉でメンバーに語りきれず、なんとなく得意なことが先行する決断をしてしまう。そんな状況はきっと私の一つひとつの言動や判断に現れていて、社内向けにプロジェクトメンバー募集説明会を実施した直後に、代表の山口さんからのフィードバックとして「会社への理解の至らなさ」を指摘されました。
「April Dreamを理解できていない、もしくは理解できていても、自分が言いたいことややりたいことが勝ってしまっていることがわかりました。」
このメッセージを受け取った直後は、ご指摘の内容はもちろん理解できましたが、自分の何を変える必要があるのか正直イメージがつきませんでした。それでも足を止める時間は無く、わからないなりにも、出来ることを進めるしかありませんでした。
新しいメディアリレーションズグループでの役割やチームづくりも手探りでしたが、April Dreamにおいても一日一日の時間がとても大切でメンバーや一緒に進めてくださるパートナーさんからいただく問いを、適切に判断して確実に前進させることが必要でした。これはグループ長になった自部門の仕事でも、プロジェクトリーダーとしても重なることでした。
「渡邉としてではなくて、PR TIMESだったらどうするか?」
がむしゃらに進みながら、途中で気がついたことがありました。自分の決断の軸がだんだん変わってきているかもと。これはわたしにとって、非常に大きな変化点だったと思います。自分のことは一度置いておいて、「PR TIMESだったら、どうするか?」これを様々な場面で判断軸として大切にするようになりました。
プレスリリースで伝える表現や言葉を考えるたび、一緒に関わるメンバーやパートナーの皆さんに自分の言葉で語るたびに、こういった問いへの自分の判断を繰り返し自問するなかで、このプロジェクトは「私個人のものではなく、過去参加してくれた方々、そして社会全体からPR TIMESへ期待されているものだ」という想像を重ねられるようになりました。
自分自身の判断への責任を持って、問いかけを繰り返すことで自分の視座や判断の視点が変わっていったことを強く実感しています。

April Dream プロジェクトメンバーと一緒に走ってくださるクリエイティブディレクターの武藤事務所のお二人。
二つ目の山は、「メンバーが集まっているが、チームではない」という状態でした。
プロジェクトのメンバーは社内説明会や私との対話を経て、共感を持って集まった5人です。様々な部署から活躍している方々が手を挙げてくださり、それぞれ得意なことを個として進めてはいるものの、目標に向かうための率直な議論に至らない。特に、メンバー同士が「今の状況を素直に開示できていない」という課題を抱えていました。
私は、自分自身の判断軸の変化を感じる一方で、個人がどんなに頑張っても、チームとして一枚岩にならなければ、100万ドリームという高い目標は達成できないし、April Dreamを文化にするなんて到底できないと痛感しました。
4月1日のApril Dream当日を目前に控え、この状態がまずいなと思った時にはすでに2月でしたが、この状況を変えるため、私はチームの皆さんとの対話の方法と、仕事の任せ方を変えることにしました。
1.「クリアリング」の導入
定例ミーティングの冒頭に、経営合宿での学びを取り入れた「クリアリング」を導入しました。これは、不安や不足していること、個人的に気になることなどを全て開示しあう時間です。はじめは戸惑うメンバーもいただろうと思いますが、率直に伝え合える仲間になるための第一歩でした。
2.「経験のないこと」へのチャレンジ
メンバーが自分自身でも気づかないような能力を開花させ、助け合える環境を作るため、得意なことを伸ばすだけでなく、信じて任せる機会を意識的につくりました。
実際に開発職のメンバーが、業務では接する機会が少なかった個人や企業様への対応に挑戦したり、プレゼンへの苦手意識が強いメンバーが、パートナー向け説明会を開催したりするなど、それぞれにとって実感できる変化となって現れました。
みんなが得意なことから一歩飛び出し、自身の可能性を広げる挑戦をしてくれた。そして、その過程で互いの不安や弱さを共有し、背中を預け合える関係へと変わっていきました。
この1年間の挑戦を通じて得た最大の学びは、「高い目標に向かうには、自分も、そしてみんなも変化しないと新しい山は登れない」
ということです。リーダーとして、私は「PR TIMESの視点で考え、視座を高めること」「目標のための決断をすること」を貫きました。
正直、高すぎる目標に逃げたくなったり、うまくいかないことやトラブルを誰かのせいにしたくなる気持ちもありましたが、クリエイティブディレクターとして参画いただいていた武藤事務所の武藤さんから、「りかこさんは逃げないし、誰も否定しないですよね」と伝えていただきました。
その言葉が印象に残っていて、大切にしたいと思い「逃げない、ぶれない、誰も否定しない」ことが、人としての在り方としてマイルールになっていました。
チームとしては、互いを認め、不安を開示し合って背中を預け合える状態がつくれたことで、私たちは成果を生み出すことができたのだと振り返っています。
最後に、この経験は私にとって、未来に向けての大きなアップデートとなりました。
これから私が大事にしたい視点は、目標を「本当に、社会や未来から期待されているのか」という視点で捉えて行動することです。
April Dreamはこれまでの夢を信じる力がもっと前進する1年になると思います。2026年度プロジェクトリーダーの三島さん率いるプロジェクトメンバーにバトンを渡して、引き続き夢の日をひとりとして、応援しています。
2026年度のApril Dreamでは、企業による夢の無償配信や、夢を発信する場をつくる「Dreamパートナー」の取り組みを予定しています。
今回、April Dreamでの変化を振り返る機会をいただきましたが、個人としてはメディアリレーションズグループのリーダーとしても、自分たちのいまの可能性を超えて、チームで進化するタイミングだと感じています。
各自がそれぞれの役割や能力を高めること、お互いに信じ合って目的のために補完しながら前進することは、April Dreamプロジェクトのなかで実行してきたことと同じです。これからも日々関わるメディアの皆様や、社会の力になれるよう、アップデートを続けていきたいと思います。


2026年一発目にMRGの社員で結束を深めるイベントを企画実施しました!みんなで今年の目標と決意の書き初めも。私(たち)はまた新しい気持ちで前進します!