CULTURE 28

日本でも仕事ができると証明したい。PR TIMES上半期新人賞受賞インタビュー|Le Hoang Tu

  • Le Hoang Tu(開発本部 開発チーム )

DATA:2023.02.28

PR TIMESでは2022年10月に上期社員総会を開催。今回はこの総会でRookie of the halfyear(新人賞、以下ROY)を受賞した開発本部のLe Hoang Tuさん(以下Tuさん)のソロインタビューです。

Tuさんは入社間もない時期から、開発の複数プロジェクトに関わり、任されたタスクをしっかり進めてくれる姿がありました。また最近では、フロントエンドだけでなくバックエンドにも挑戦し始めています。慣れない国で生活をしながら、業務でも成果を上げ、更に自身の能力の幅を広げようとしている姿は、まさにROYにふさわしい行動者であるとされ、今回の受賞に至りました。

受賞にあたっての率直な気持ち、今後挑戦していきたいことなど、社員から集まった質問に対する回答も伺います。

Le Hoang Tu

Le Hoang Tu

開発本部 開発チーム

ダナン大学工科大学卒業。2021年にPR TIMES新卒社員として入社する予定が、コロナ禍に突入。およそ3年という月日を経て、2022年5月の日本入国が実現し、正式入社。開発本部 開発チームでフロントエンドエンジニアとして、料金システムやプレスキットの開発などを担当する。

コロナ禍の入国規制を経て、3年越しの入社

ROY の受賞おめでとうございます!総会からすこし経ちましたが、受賞について改めてどう感じていますか?

Tu:受賞のことを聞いてから、まだ信じられません。そして自分は、一緒に働いている他のエンジニアのほうが優れていたと思っています。

Tu さんらしい回答ですね。受賞のことは、ご家族には伝えられましたか?

Tu:もちろん伝えました。両親は、とても嬉しいと言ってくれました。私のことを誇りに思ってくれています。

帰国時に直接お話しできるといいですね!Tu さんが、入社後に一番頑張ったと思うことを改めて教えてください。

Tu:はい、私は自分の意見を日本語で伝えるのが一番難しいと思っています。自分の意見をもっと述べられるようにしたいと思っています。

たとえば、直接ミーティングで意見をだせないときもあるので、そのようなときはSlackでメッセージを送ったり、図とかを用いて、グラフィカルに説明したり、具体的なコードを使って、会話するなど工夫をしています。

確かにグラフィカルな説明は、僕たちもとても理解しやすくなりました。ROY を受賞してから、Tu さんの中で意識の変化や、自分の中で変わったことなどありますか?

Tu:ROYにふさわしい人になれるように、もっと頑張ろうと思っています。今回賞を受賞してから、自分に対してより自信が持てるようになりました。そして、他のメンバーもROYを受賞できるように、私にできることを手伝いたいと思っています。

ROYにふさわしい人とはどんなイメージですか?

Tu:開発の実績が多岐に渡る人です。自分は正直、それほど実績があるとは思っていません。ROYにふさわしい活躍ができたのか、本当に自分がふさわしかったのか、ずっと考えています。だからこそ、もっとふさわしい人になるために頑張ろうと思います。

これは私の性格的なところです。他のメンバーとの勝ち負けは関係ありません。ただ、自分に対してもっと頑張れた、もっと成果を出せたのでは、とは思います。

ROYを受賞したTuさんに質問!

ありがとうございます!それではここからは、社員から寄せられた質問にも、お答えいただけたらと思います。

Q, スマートフォンがあり、インターネット環境があっていつでも、誰とでも繋がれる時代ではありますが、そうはいっても異国の地。Tuさんが辛くなったときはどう乗り越えていますか?また、Tuさんを支えた人は誰でしたか?

Tu:辛い時は、リフレッシュするために、仕事を避けます (笑)またベトナムの先輩や両親にも相談します。そうすると、アドバイスをもらえます。あとは、ベトナムの友達とゲームをしますね。そうすると、仕事のことを忘れて気分が良くなります。

Tu さんの中で色々と気持ちを切り替える方法があるんですね。メリハリをつけるのは大事ですね。

Q,「日本に来て一番驚いたこと」はなんですか?

Tu:PR TIMES のみなさんは、本当に私のことを優しく扱ってくれました。そのおかげで、私は日本での生活や仕事を楽しくできています。驚いたこととしては、日本は夜になると、ちょっと静かすぎると思っています。

なるほど (笑) 確かにオフィス近辺は夜になると静かかもしれないですね。続いていきましょう!

Q,Tuさんのプレゼンで「自分にとってすごいと思う人を見つけて、その人の良い点を見て頑張ろ!」という言葉に感銘を受けました。Tuさんがなりたいすごい人の特徴を教えてください。また、誰でもできる努力を教えて欲しいです。


Tu:私にとってすごいと思う人は、信頼が厚く、積極的に新しいものを生み出せるような人です。そういう人は自信があるんですね。自分の能力を、みんなに見せていけることが必要です。私はそのような人になりたいと思っています。
努力でいうと、いつも他人を助けようとする姿勢を表すことが必要だと思います。

ありがとうございます。もう1問、同じスライドに関してご質問が来ています。

Q,「自分がすごいと思う人の良い点を真似る」という取り組み方の「原点」は、どういう出来事からだったのでしょうか?

Tu:これは料金プラン改訂のプロジェクトが動いていた時、先輩の柳さんの働き方を見てすごいと思いました。それを見て、私も柳さんそのように仕事ができるようになるために、頑張りたいと思いました。


ありがとうございます。確かに今のプロジェクトでも Tu さんは柳さんと二人でフロントエンド開発を進められていると思うので、近くで見ている分、憧れるところがあったんですね。

Q,他の人よりも努力したなということをお伺いしたいです。

Tu:具体的には難しいですが、自分は成長する意思が人よりあると思います。あとは、自分はベトナムから来ているので、日本で仕事ができることを証明したいと思っています。

またそれを証明する中で、自分のやったことを発信していく人になりたいです。開発者ブログを書いていくのもそのひとつですし、もっと他のメンバーに教えていきたい、という思いがあります。

教えていきたい気持ちがあるんですね。

Tu:はい。技術定例会で、私もまわりのみんなのように言葉で伝えたいです。でも今はまだ日本語ですべて伝えることが難しいので、もどかしさがある。いまは積極的に書くようにしていて、今後は発言や共有も、もっと自信をもってできるようになりたいです。


ありがとうございます。それでは、次が最後の質問です。

Q,開発本部で、今後Tuさんが挑戦したいことはありますか?

Tu:今はフロントエンドの仕事に集中したいです。まだ会社への貢献は十分にできていないと思っています。すごい人たちと仕事をしていると感じているので、彼らからもっともっと多くのことを学び、勉強し、私ももっと会社に貢献したいと思います。

インタビューを終えて

インタビューを通じて、総会当日のプレゼンでは語られなかったTuさんの考えに触れられたように思います。Tuさんの謙虚さや、努力に対して貪欲な姿勢を改めて素晴らしく思うと共に、自分自身も様々刺激をいただく時間でした。

取材/執筆=岩元陽、編集=名越里美