PR TIMESのカルチャー
こんにちは。第二営業部 新規営業チームの佐々木 翼です。2024年4月、新卒でPR TIMESに入社し、丸2年が経ちました。
今回お話するのは、「本気になることから逃げていた自分」のことです。
18年間ずっと勝ち負けを競ってきたのに、会社に入ってから「勝ち負けじゃない」という言葉を盾にして、ずっと逃げていました。その言い訳を捨てるまでの葛藤と、捨ててからの変化を、ここに書かせてもらいます。
だれブロ ーまだ、話していないことー
私が「だれか」お伝えします。働く誰か、働こうとしている誰かに役立ってほしい。
そんな想いでPR TIMESのメンバーが紡ぐブログです。
PR TIMESで働く「私」の仕事とそのほかいろいろ。
うれしいとか、やる気がでるとか、やめようかなぁとか。
だれかの、働く今日の気持ちにつながりますように。

佐々木 翼
第二営業部 新規営業チーム
2024年4月にPR TIMESに新卒入社。幼少期から体操競技を18年間続け、大学4年で引退。半年間の内定者インターンを経て第二営業部に配属。2025年度通期で新人賞を受賞。現在は新規営業に取り組みながら、プレスリリースアワード責任者も兼務。
幼い頃から体操競技をやっていました。0.1点を競い、勝者と敗者がはっきり分かれる世界で、18年間生きてきました。
大学4年で引退したとき、正直ほっとした部分がありました。「もうこんなシビアな勝ち負けやプレッシャーから解放されていいんだ」という感覚があったと思います。
そのまま内定者インターンを経て、2024年4月にPR TIMESに入社しました。
配属されたのは第二営業部 新規営業チーム。やりたかった営業の仕事でした。根拠のない自信があって、「早くお客様の前に立ちたい」と思っていました。
でも現実はまるで違いました。研修でも配属後も、自分のできなさに直面するたびに自信がどんどんなくなっていって、「周りに置いていかれたくない」「できない自分を見られたくない」という感情だけが強くなっていきました。
最初はその感情を隠していましたが、徐々に「頭悪いんで」「全然わからないです」とヘラヘラしながら言うことで、できない自分を自分で守るようになっていきました。
そして気づいたら、こんな言葉を口癖のように繰り返していました。
「勝ち負けじゃないから」
「お客様の成功のために仕事をしているから」
「チームで達成できていたらいいから」
2024年通期の受注数は、部署で最も少なかったです。
でも「お客様の成功のためという共通言語があるから、自分が最下位でも関係ない」と本気で思い込んでいました。
18年間の競技人生でもたくさん負けてきましたが、一方で成功体験を積んできた自信もありました。だからこそ、周りにだけでなく自分自身にも負けている自分を受け入れられなくて、「勝ち負けじゃない」という言葉を盾にして、本気になることから逃げていました。

そんな状態で迎えた2025年3月。評価フィードバックの場で、部長の中井さんからこんな言葉をもらいました。
「こうありたい、こうなりたいという言葉の裏で、理想とは逆の言動をとっていないか」
「継続する業務を本心では責任と思えず、短期的に楽しいと感じる充足に逃げて、自分に蓋をしていないか」
下手したら一番言われたくないことを言われた、と思いました。なんとなくわかってはいましたが、自分でそう思わないようにしていたことでしたし、バレたくもありませんでした。
体操競技をしていた学生時代は、与えられた環境で努力すればよかったのですが、仕事は違いました。自分自身で主体的に環境をつくっていかなければいけない。そのことに、社会人になって初めて気づいた瞬間でした。
フィードバックを受けて、まず進捗を日次で確認する習慣を自分に課しました。何をすべきかを可視化していくと、今やるべきことが徐々に見え、焦りも覚え、その結果2025年上期の受注目標をギリギリ達成できました。
でもそれだけでした。
継続配信率の目標に対し、結果は大幅に未達。チームへの貢献度も低く、トップを走るメンバーの半分にも届きませんでした。
そして上期の評価フィードバックで、また部長の中井さんからこんな言葉をいただきました。
「お客様と対話することより、目の前のプレスリリースのみ配信していただくという短期の視点や佐々木さんの都合が優先されてしまった場面はなかったか」
つまり、まずPR TIMESを使ってもらうことを優先するあまり、お客様が本当に実現したいことや、中長期での成功にはコミットできていなかった。そういうことでした。
達成当時は純粋に嬉しかったのに、自分の都合で数字を追いかけていただけだったと、そこでやっと気づきました。
でも同じフィードバックの中に、こんな言葉もありました。
「佐々木さんが宣言したピュアで覚悟を含んだ習慣(全商談で5C分析を実行する)が本当に実践できれば、今までとはまるで違う佐々木さんになれると信じています。ROY(新人賞)を目指しましょう」
数字ばかりを見ていた自分に失望しかけていたタイミングで、この言葉が刺さりました。中井さんと自分を信じると決めました。
5C分析を全商談で徹底することを自分に誓いました。
お客様の
・Company(自社)
・Consumer(顧客)
・Competitor(競合他社)
・Collaborator(協力会社)
・Context(外部環境)
を一社一社整理して、「自分が介在することでお客様のありたい姿にどう導けるか」を考えてから商談に臨みました。
今思うと、現役時代に体が勝手に動くまで反復練習したあの感覚を、仕事にも持ち込んでいたのかもしれません。
準備する方法は様々ですが、当たり前の事前準備を徹底した結果、お客様のことを想像する時間が増え、さらに仮説の深さ・精度も上がったことで、お客様の企業や事業にとって広報PRがどう寄与するのかを話せる時間も増えました。
その結果、徐々に個人の数字は安定し始めました。
ただ、チームの目標は下期に入ってから3ヶ月連続で未達が続いていました。
毎週金曜日のある夕会。数字の共有が続く中で、「このまま誰か一人が折れてしまったら、この組織がどんどん崩れてしまうのではないか」という空気を感じました。
夕会が終わってすぐ、たまらず当時のマネージャーの金光さんに時間をもらいました。「自分にできることはないか」「こうしたらいいんじゃないか」を必死に考えて、ぶつけました。
その日の帰り道、一人で歩きながら気づいたことがありました。
営業部で成長したメンバーは、他の部門をさらに成長に導く流れができており、かつてチームを牽引していたメンバーが他部署に異動していました。
「自分が大好きなこのチームは、先輩たちがずっと守ってくれていたものだったんだ」
そのとき初めて、その事実に気づきました。
体操競技の団体戦で誰かが折れそうな時は、自分が演技や声かけで支えようとしてきました。
あのとき当然のようにしていたことが、ここでは全然できていなかった。
これを今やらなければいけないのは、自分だと思いました。
「勝ち負けじゃない」という言葉の意味が、そのとき180度変わりました。
できない自分を隠し、負けることから逃げるための言い訳の盾ではなく、お客様の成功とこのチームを守るための、避けては通れない責任。そういう言葉になりました。
次は自分がチームを勝たせる側になると、覚悟を決めました。

覚悟が決まってから、行動が変わりました。
自分一人の成果で終わらせないために、入社1〜2年目を対象とした営業部基礎研修の担当に立候補しました。かつての自分と同じように悩んでいるかもしれない仲間に向けて、基礎の大切さを伝えています。
また、チームの課題である継続配信率を上げるために、社内の連絡ツールで定期的にナレッジの共有やリマインドを続けています。
そしてその行動は、結果にも現れました。
2024年通期と比較して、2025年通期の受注数は約5.8倍に成長しました。
かつて自分は「勝負の世界から降りて、楽に生きたい」と思っていたかもしれません。仕事と体操を切り離して、本気になることから逃げていました。
でも、そんな生き方は全然おもしろくなくて、自分を誇れる瞬間は一つもありませんでした。
今断言できることがあります。
仕事でしか味わえない青春がある。
0.1点を競い、自分のために技を磨いた現役時代も青春でした。でも、お客様のありたい姿を叶えるために一社一社に向き合っている今も、大好きなチームのために必死に動いている今も、たしかに青春です。
自分一人で勝つのではなく、全員で勝ちにいく。その難しさは今も痛感していますが、達成したときの喜びは心が揺さぶられると信じています。
ただ、もちろんFightはまだまだあります。
継続配信率は目標に届いていないし、責任者を務める、全国の酒蔵を広報PRの力で盛り上げる酒蔵プロジェクトも未達が残っています。
さらに今年はプレスリリースアワード2026の責任者として、過去最高を更新することも自分の責任として背負っていて、新たな大きな壁にさっそく直面しています。
でも、1年前のような迷いはもうありません。
本気でやるから悔しいし、本気でやるから楽しい。
チームも個人もプロジェクトも、すべてをANDで達成させて、PR TIMESで仲間と一緒に青春を作り続けたいです。
そして、お客様にとっても、この組織にとっても、代わりのきかない存在になりたいと思っています。
