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“ちいさな家族”好きなら使いたくなる! アイデアで始めた「ミニチュアスタジオ」、潜在顧客を来店へつなげるSNS中心のPR施策

DATA:2018.07.06

  • “ちいさな家族”好きにどう届けるか。SNSのコミュニティ構築から着手
  • 横浜信用金庫からの紹介なら6カ月3配信まで無料の「特別プラン」を利用
  • PRで地方局・Webメディアなどから問い合わせ。遠方からの来店にもつながった

ハリネズミやハムスターなど、“ちいさな家族”を愛する人はたくさんいます。ミニチュアを使ったセルフ撮影スタジオ「ミニチュアスタジオ」を設立した皆さんも、“ちいさな家族”と幸せな日々を過ごしていました。

けれど、“ちいさな家族”はほとんどの時間をケージの中で過ごし、わずか数年で寿命を迎えてしまいます。ミニチュアスタジオの皆さんも、先代ハムスターとの別れのときを迎えました。そのときになって“ちいさな家族”との写真が驚くほど少ないことに気が付き、「もっと思い出を残しておきたかった」と後悔することになりました。

そんな後悔をしないように、“ちいさな家族”との素敵な思い出を増やしてほしいと設立したミニチュアスタジオ。6分の1サイズで制作した500点以上のミニチュア家具をそろえ、20種類の背景セットを使って“ちいさな家族”の写真を撮影できるようになっています。

“ちいさな家族”を愛する人たちにスタジオのことを知ってもらえれば、利用者はきっと増えていくはず。限られた予算の中、ミニチュアスタジオのPR活動を任された柳谷さんは、取引先の横浜信用金庫から紹介を受けて、6カ月間3配信まで無料でプレスリリース配信できるPR TIMESの「特別プラン」を試してみることにしました。

入手の難しい6分の1サイズの家具が500点以上。“日本初”の専門撮影スタジオ

こちらのミニチュアスタジオは2018年3月8日にオープンしました。どんなサービスを提供しているのでしょうか。

 お客様に6分の1サイズのミニチュアセットを貸し出して、セルフ撮影いただくか、当スタジオのカメラマンが撮影した写真をお渡しするレンタル撮影スタジオになります。

 ミニチュア家具を使ったレンタル撮影スタジオとしては、恐らく日本初になると思います。ハムスターやハリネズミといった小動物の飼い主、ドールやフィギュア、ぬいぐるみなどの愛好家の皆様にご利用いただいております。

ミニチュア家具の点数は500点以上もあるんですね。

 世界中からミニチュア家具を買い付けました。それに加えて、私たちでオリジナルのミニチュア家具を設計・制作しています。オリジナル家具については撮影スタジオで貸し出すだけでなく、今夏ごろから販売もしていきたいと計画しています。

 10cm未満の人形に合わせたサイズのミニチュア家具は玩具店などでもたくさん販売しているので入手しやすいのですが、小動物や20~30cmのドールに合わせた6分の1サイズのミニチュア家具はあまり市販されていません。これだけの点数をそろえるのには苦労しました。

 実際にご利用いただいたドール愛好家のお客様に感想を伺ってみたところ、「これまでは一般的なコスプレ用のスタジオで撮影していたので、等身大サイズのセットで思いどおりに撮影できませんでした。ミニチュアスタジオはドール用サイズのセットを利用して撮影できるので、夢のような時間を過ごせました」と非常に喜んでいただけました。

 1度利用いただいたお客様には、「次は数十人で貸し切りにしたいです」とご相談いただいたこともあります。オープンしたばかりではありますが、あるハリネズミ愛好家の方には何度もご利用いただけるなど、確実にリピート客は増えてきています。

SNSでコミュニティを育て、潜在顧客へピンポイントで訴求

飲食業や不動産業などなら、「集客したいなら、この媒体に広告を出せばいい」といった鉄則があります。「ミニチュアを使った撮影スタジオ」はそうした鉄則がない特別なビジネスになりますが、どうやって集客しようと考えましたか?

 中小企業だからこそ、SNSを活用してファンを増やし、少しずつ撮影スタジオの利用につなげていく方針です。

 私たちは、ミニチュア撮影スタジオ以外にWebコンサルティングの事業も展開し、企業・著名人のWebサイトやSNSの運営をお手伝いしています。そこで得た経験から、SNSでファンを増やしてコミュニティを築いていけば、実際の活動も応援してくれるようになり、ビジネスも軌道に乗るようになると考えました。

 SNSでコミュニティができてくると、ファンの方々とのコミュニケーションを通じて、お客様がミニチュアスタジオに求めていること、提供してほしいサービスなども分かってきます。そうした顧客理解を促進するためにも、SNSでコミュニティを育てていくことは大切だと思います。

 SNSには、小動物の飼い主やドール愛好家など、ミニチュアスタジオの潜在顧客とピンポイントでつながれるという利点もあります。「駅の看板に広告を出す」「近所にチラシを配る」といった広告手法では、小動物やドールなどに興味がない相手にばかり情報が届く恐れがあり、効果的とは言えません。趣味がマッチする人に配信できるSNS広告を利用したり、「こんな素敵な写真が撮れた」とSNSに撮影画像をアップしてくれたお客様には500円割引したりするなど、SNSを使って潜在顧客とのつながりを増やしていっています。

横浜信用金庫からの紹介なら無料の「特別プラン」で、スタジオオープンをPR

広告や広報といった集客施策の一環として、PR TIMESを使ったプレスリリース配信もご利用いただきました。横浜信用金庫からのご紹介なら、6カ月間3配信まで無料の「特別プラン」でのご利用でしたね。

 もともと、PR活動は絶対にやるつもりでした。ただ、潜在顧客へ確実にアプローチできるメディアは多くありません。幅広くリーチできるプレスリリース配信サービスを利用するにも、お金がかかってしまいます。プレスリリースを配信するよりも、読者層がマッチするメディアへ個別にごあいさつして、記事掲載のお願いをする方が効果的だろうと思っていました。

 ところが、横浜信用金庫の担当の方から、「PR TIMESと提携して、プレスリリースを無料配信できる特別プランを始めました」とご案内いただきまして。スタジオオープン日の3営業日前でしたが、「無料なら、すぐにやりましょう」と申し込みました。すぐにご対応いただいて、オープン日にプレスリリース配信することができました。

NHKや地方テレビ局、大手Webメディアと関係築く。遠方からの来店も促進か

実際にプレスリリースを配信してみて、どんな反響がありましたか?

 「ミニチュア10セットの撮影し放題!ドールオーナー様向けの撮影会イベントを4月28日(土)にミニチュアスタジオで行います!5月にはハリネズミ様向けのイベントも!」というプレスリリースを配信したところ、「教えて!goo」に取材いただきまして、記事として掲載いただけました。

 また、直近のイベント情報を検索していた地方のテレビ局の方が、PR TIMESのページでミニチュアスタジオのイベントを知って、問い合わせいただいたこともあります。

 PR TIMESでプレスリリースを1度配信すれば、その情報はずっと掲載されます。さまざまなニュースサイトなどにも転載されますので、検索に引っ掛かって問い合わせしてきてくれるメディアが増えていくといいですね。

 その他に、プレスリリースとは関係ないルートからになりますが、NHKのテレビ番組で取り上げてもらえたことがあります。

 ミニチュアスタジオで撮影したお客様のペット写真をお借りして飾っていたところ、NHKでも放送されまして。その方は「自分のペットがNHKに映るなんて」とすごく喜んでくださって、Instagramで紹介してくださいました。いいね!が200件ほど付きまして、「私も行きたい!」といったコメントも寄せられていました。

実際の来店にもつながりそうですね。

 直接的に影響があったかは把握できていませんが、プレスリリースを配信したことで、遠方からお越しいただけるお客様が増えたように感じます。中には日帰りで大阪からいらした方もいらっしゃいます。

 ミニチュアスタジオは、趣味がマッチすれば多少遠くからでも来店いただけます。地元以外のお客様にも認知を広められるのはありがたいです。

プレスリリースで伝えたスタジオ設立の思い、安全への十分な配慮

配信したプレスリリースの原稿、どんなところを意識して制作されたのでしょうか。

 スタジオを設立した背景は、必ず入れようと考えました。カメラマンによる撮影もプランとして用意していますが、ご自身でペットを撮影いただくと、なかなか思いどおりに振る舞ってはくれません。撮影に苦労するとは思いますが、その体験を通じて“ちいさな家族”たちとコミュニケーションを取ることになりますし、思い出も増えます。「何よりも、その過程を楽しんでいただきたい」という思いは伝えたいと思いました。

 私たちは小動物の安全にも気を配っていまして、ミニチュア家具には子どもの積み木にも使われている安全な塗料で色を塗り、接着剤も食品衛生法に適合しているものを使用しています。透明なケージやねずみ返しを用意していることなど、安全対策は万全であることもプレスリリースに書くようにしました。

PRで新しい取り組みを知らせ、これまでと異なる年代・地域の利用客を増やしたい

今後のPR活動について、どのようにしていく計画ですか?

 6カ月間で3本まで無料配信できるのですが、すでに2本配信しました。最後の3本目をどうしようか、迷っています。

 地元の家具職人さんと「ドール家具専門店を新しく立ち上げようか」と相談中の構想もあります。あるドールメーカーとのコラボレーション企画も水面下で進行中です。子どもたちの夏休みの自由研究として、ドールのファッション雑誌やペットのオリジナル写真集を制作するお手伝いをするイベントを開催したいとも考えています。

 現在のお客様は20~30代が中心です。これからさまざまな新しい取り組みを始めていって、これまでとは異なる年代・地域のお客様にもご利用いただけるようにしていきたいです。そうした新しい取り組みをお知らせするため、プレスリリースを積極的に活用していきたいですね。