PR TIMESのカルチャー
CULTURE 19
DATA:2021.11.01
迷わず突き進んでいるように見える人ほど、実は見えない葛藤が多いもの。『#PR TIMESなひとたち』は、PR TIMESらしさってなんだろう?について、社員の挑戦や、努力の裏側、周囲からは見えづらい地道な一面に迫り、わたしたちの日常をお届けしていくコーナーです。
今回は、経営管理本部 財務経理チームマネージャーとして、経理責任者の役割を担う柳原仁美さんにインタビュー。柳原さんは、2021年4月に開催された「2020年度通期社員総会」で最優秀個人賞である「MVP」にノミネートされたメンバーのひとりです。
柳原さんが所属する経営管理本部は最優秀部門賞も獲得し、財務経理チーム内のプロジェクトがチーム賞も受賞するなど、個人の活躍だけでなくチーム全体が一丸となって業務に取り組みました。柳原さんには、今回の受賞を通して感じたことや、チームメンバーに対しての想いなどを伺っています。
柳原 仁美
経営管理本部 財務経理チームマネージャー
2019年6月PR TIMES入社。
経営管理本部 財務経理チームマネージャーとして決算や資金管理を担当。
今回、「2020年度通期社員総会」でMVPノミネートの1人に選ばれたのは、経営管理本部 財務経理チームマネージャーである柳原仁美(やなぎはら・ひとみ)さん。日常的な経理の業務のほかに、四半期ごとの決算発表の対応や年度末の決算発表の対応、税務申告などを担当されています。
柳原さんは財務経理領域の責任者として、2019年6月に入社されました。改めて、柳原さんの普段の担当業務についてお伺いできますか。約2年の間で業務に変化などはあったのでしょうか。
柳原:普段は、みなさんが想像されるようないわゆる経理の仕事をメインで行っています。それに加えてPR TIMESは上場企業なので、四半期ごとに決算発表資料の作成とその対応、また年度末の決算発表や税務申告なども担当しています。
柳原さんは前回の総会でもMVPにノミネートされていましたね。前回に続いてノミネートを知ったときの率直な気持ちを教えてください。
柳原:前回ノミネートされたときもびっくりしたんですが、個人としてノミネートしていただけるような何かに取り組んでいた感覚がなかったので、ノミネートいただいたことにとても驚きました。
そうなんですね。個人としてノミネートしていただけるような何かに取り組んでいた感覚がなかったというのは、もう少し具体的にいうとどういった感覚でしょうか?
個人でノミネートしていただけるような何かに取り組んでいた感覚がなかったのは、チームで取り組んでいるという気持ちが強かったからだと思います。
財務経理チームとしての「やり切った感覚」はどうでしたか?
柳原:そうですね… 正直にいうとあまり意識していなかったんです。ただ、ずっと課題だと思っていたことに対して取り組んだ結果が毎月の数値の推移に現れてきていたので、方向性は間違っていないんだなというのは日々感じていました。
毎月の数字の推移を追いかけることと、新たに検出された問題点を放置しないことを両輪で回し、期末までの短期間で目に見える結果が出せたのはチーム全員の頑張りがあってこそだと思います。
だから、チームとして表彰されたことはめちゃくちゃ嬉しかったんですよね。
なるほど。個人というよりもチームの意識があったんですね。
柳原:結果が出るまでの運用や実際の仕事はチームみんなの頑張りがあってこそです。でも、みんなが頑張ってくれるのって当たり前じゃないし、同じ方向を向いて取り組むにはチーム全員の努力と忍耐が必要なんですよね。
言い出しっぺの私が率先して取り組まないことに、誰も協力したくないですよね。そして、マネージャーである私自身が真剣に取り組んでいるかをみんなは冷静に見ていると思います。そのうえで、協力しても良いと判断し、一人一人が出し惜しみなく自分の力を発揮して助けてくれたことに本当に感謝しています。
そのチームの献身の姿勢が、想定上のスピードで数字を伴う結果として現れたのだと思います。
ちなみに、経理の仕事は楽しいですか?
柳原:全然楽しくないですよ(笑)大変なことばっかりです。毎日逃げたい気持ちもあります。
意外です!デスクで会計六法など分厚い本を片手に仕事されているのをよく見かけます。逃げたいと思いながらも頑張っている理由って何でしょうか。
柳原:経理の仕事を始めてすぐの頃、そのときの上司にずっと「自分の言葉で説明できるようになりなさい」って言われ続けてたことが関係しているかもしれないですね。
教わった仕事の過程や結果を自分で説明できるようにならないと力にならないよね、と言われていました。
経理の仕事は対外的に説明する機会が多いので、私が説明できるようにならないと監査法人の先生方と会話にならないんです。もちろんまだまだ知らないことは多いですが、理解できているかどうかは別として、必要になったときに説明ができるように色んなことを学ぶようにしています。
無理だと感じることはありますか?
柳原:無理ですって言ったことはたくさんあります。
引き受けてからやっぱり無理でした、ということは仕事のうえでしちゃいけないと思っていますが、100%無理ではない状況であれば、ここまでならできます、出せます、というのを返すようにしています。
ただ、事件が起こったとき、心のなかではめちゃくちゃ騒いでます。実際に逃げ出すことはないですけど、気持ちのうえでは逃げ出したいと思うこともありますね。
最後に、今後の目標について教えていただけますか。
チームの力をどんどん強くしていきたいですね。
柳原さんがそう考える理由を教えてください。
柳原:前回の社員総会で言及したことなのですが、わたしは経理部門の役割は「会社を支える土台であること」だと考えています。どんな環境変化にも対応できる強さと柔軟性を兼ね備えた土台を目指したいと思っています。
とはいえ、大きすぎるかもしれない目標なので、まずは目の前の一歩一歩を積み重ねていきたい。
チームみんなでもっと良くできるかも、という視点を忘れず、チャレンジしていきたいです。
財務経理チームに限らず、PR TIMESはチームで目標にコミットすることが求められます。ただ、チームで成果を出すために、一人ひとりのメンバー個々人が自分の役割を担っていくことも同様に大切です。
柳原さんがマネージャーとしてチームをけん引した結果の裏側にある想いや葛藤を今回オープンにお伺いすることができました。柳原さん、ありがとうございました!
執筆:佐藤 杏樹 撮影:近澤 幸司