EVENTS 09

<PR TIMESカレッジレポートVol.3>いま求められるPR思考 (18年11月開催)

  • 西野亮廣(キングコング|『えんとつ町のプペル』著者)
  • 浜田敬子(BUSINESS INSIDER JAPAN 統括編集長)
  • 今井久美子(アマゾンジャパン 広報本部 シニアPRマネージャー)

DATA:2019.03.01

PR・コミュニケーション領域の最新動向が学べるコミュニティイベント「PR TIMESカレッジvol.3」を2018年11月13日に開催しました。

第3回目のテーマは「いま求められるPR思考」。

絵本『えんとつ町のプペル』の著者として活躍するクリエイターの西野亮廣氏、2018年に「SmartNews大賞」を受賞した急成長中の経済オンラインメディア「BUSINESS INSIDER JAPAN」統括編集長の浜田敬子氏、新しい事業や取り組みを「お客様目線で書いた1枚のプレスリリース」から始める文化があるアマゾンジャパンの広報本部シニアPRマネージャーである今井久美子氏に登壇いただき、今企業として実践できる「パブリックリレーションズ」の本質について考えるヒントを伺いました。

信用とコミュニティがより大切な時代における情報発信や関係深化

お金を稼ぐか、信用を稼ぐか。この時代にどんなポジションを取るべきか


 5000~1万部も売れればヒットと言える絵本業界で、累計37万部も売り上げた『えんとつ町のプペル』。発売前、「何とかして売りたい」と思っていた著者の西野亮廣氏は、「普段、自分がどんなものを買っているか」と考えました。その結果、西野氏自身、書籍などの作品はほとんど買わないものの、旅行したときの記憶を思い出させるお土産にはお金を払っていることに気が付いたそうです。

 『えんとつ町のプペル』を売りたいのなら、“お土産化”すればいい。そう考えた西野氏は、これまでに描いた絵本の原画を無料で貸し出すことに。それらを展示する原画展を全国各地で開催してもらうことで、『えんとつ町のプペル』を“お土産”として販売する仕組みをつくり上げたのでした。

 もう1つ、『えんとつ町のプペル』の特徴として、分業制で制作したことが挙げられます。キャラクターをデザインする人、街をデザインする人など、それぞれが得意分野を担当。西野氏は分業に必要な資金をクラウドファンディングで調達し、延べ1万人から5600万円ほどを支援してもらうことに成功しました。

 自身の経験を踏まえ、西野氏は「お金とは信用」であり、「クラウドファンディングとは信用をお金に替える両替機」だと指摘します。

 スポンサーへの配慮からうそをつかざるを得ない芸能人が信用を失っていく一方、まずい料理には「まずい」と言える堀江貴文さんのような人たちが信用されるようになってきています。スポンサーが払う広告費も後者に向かうようになってきている現状を踏まえ、「『お金を稼ぐか、信用を稼ぐか』『この時代にどんなポジションを取るのか』と考える必要がある」と西野氏は呼び掛け、「僕の結論を言ってしまうと、それなら信用を稼いだ方が生きやすい」と話を結びました。

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