OUR WORKS 07

ブランド認知向上のため広報・PRに注力。社員のモチベーションアップ、取引先からのイメージアップにも貢献

DATA:2014.02.03

保険や引越しなど17種類のサービス・商品を比較・検討できる情報サイト「ズバット」。運営元の株式会社ウェブクルーは2010年7月のサイトオープンを機に、「ズバット」ブランドの認知を広めようとPRに注力するようになりました。
取り組み始めたころは、本格的な広報・PRは未経験のスタッフばかりだったとのこと。けれど、プレスリリースをきっかけにしてiPhoneアプリのダウンロード数を劇的に増やすなど、確かな成果を上げてきました。
社内や取引先からも好評価だというウェブクルーの取り組みを紹介していきましょう。

PRに注力しようと考えるようになった背景を教えてください

当社はサービス・商品の比較情報サイトを運営しておりますが、ユーザー獲得のためには広告が欠かせません。どうしても売上に占める広告費の割合が高くなってしまいます。

そこで、それぞれのサイトを別々のブランドで運営するのではなく、「ズバット」というブランドに集約して、認知度を高めようという戦略を立てました。「『ズバット』というブランドのサイトには、いろいろなサービス・商品の情報があるんだな」と認知いただくことで、ユーザーのライフタイムバリューを高め、広告への依存度を減らそうと考えたのです。

プレスリリース配信サービスを導入し、効率的に配信する体制になったと聞いています。導入後の成果はいかがですか?

いろいろな媒体から「引越し比較サイトで一括見積ができることを紹介したい」「アンケート結果を記事に使わせてもらえないか」といった問い合わせが増えました。保険毎日新聞や小学館の『DIME』、主婦の友社の『S Cawaii!』などにも取り上げていただきました。

数字で見える成果としては、引越しiPhoneアプリ『かしこく得する♪引越しガイド』のダウンロード数が2万件を突破したことを伝えるリリースが効果的でした。配信したリリースが目に留まったのでしょうか、リリースから2~3日後にApp Storeで特集されまして。(2010年11月22日にアプリをリリースした後、2万件ダウンロードまで2カ月半ほど掛かったが)2月15日にPRを流してすぐ、3月5日には3万件を突破しました。広告費に換算して150万円ほどの効果があったと評価しています。

TwitterやFacebookなど、ソーシャルメディアでの反響はいかがでしょうか?

プレスリリースを送った後はTwitterでのTweetが増えますね。スマートフォン向けのアプリをリリースした時には、モバイル関連の媒体関係者の方がPR TIMESのサイトからつぶやいていました。媒体の方もPR TIMESのサイトを見ているんだなと感心しましたね。

広報・PRの取り組みについて、社内での評判はどうですか?

みんな良い評価をしてくれています。
当社はPR TIMESの「Webクリッピング」という月額1万円のオプションサービスを利用しています。プレスリリース後、どのサイトに掲載されたか、毎朝メールでレポートしてくれるというものです。その情報を社内で共有することで「このサイトに載ったんだ」と社員のモチベーションアップにも役立っているようです。

ほかにも、元々はユーザーへの「ズバット」ブランドの認知向上が目的でしたが、サービス・商品を提供いただいている取引先の企業様からも「あの記事に載っていたね」という反応がありましたね。専門紙などで取り上げられると、取引先の企業様に対して良いイメージを与えられるようです。営業支援につながっています。

そうした専門紙には、個別にリリースを送るようにしています。私たちが知らなかった媒体の中にも、業界で読まれている専門紙があるんですね。広報・PRを本格的に経験した社員は居ませんでしたから媒体には詳しくなかったのですが、取り上げてもらったことをきっかけに連絡が取れるので、媒体との関係構築をする際にも助かっています。

広報・PRの活動をこれからどうしていきたいか、お聞かせください。

現在は月に4~5本程度のプレスリリースを配信していますが、頻度をもっと多くできるよう、かかわる人数を増やして体制を強化していきたいです。今でも実施しているアンケートの結果を定期的に配信するようにするほか、サイトの機能が新しく登場した時や、取引先企業と新たな業務提携を結んだ時にも配信することで、リリースが目に触れる機会を増やしていきたいですね。