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女子中高生のトレンドに世間が釘付け。椎木里佳さんが語る「JCJK流行語大賞2017&2018年トレンド予測」の舞台裏

DATA:2018.06.28

  • 100人の女子中高生による「JCJK流行語大賞2017&2018年トレンド予測」を発表
  • PR TIMESと連携し、企画からわずか2週間で記者発表会を開催
  • 幅広いメディア露出を獲得。大事なのは“気にならせること”と“タイミング”

うれしみ、彼女感、まじ卍……


「JCJK流行語大賞2017」に選ばれたこれらの言葉に、はてなマークが浮かぶ人も多くいたことでしょう。
そんな独自の文化を築くJC(女子中学生)とJK(女子高校生)のリアルな声を発信しているのが、株式会社AMFの代表取締役・椎木里佳さんです。

彼女は、中学3年生で起業し、現在は慶應義塾大学に通う女子大生社長。女子中高生で構成された「JCJK調査隊」を率いて、リサーチ・マーケティング活動を行っています。

2017年11月30日に開かれた「JCJK流行語大賞2017&2018年トレンド予測」の記者発表会では、椎木さんと共にモテクリエイターの菅本裕子さんがゲスト出演。
2人が語る女子中高生の生態に、報道陣は釘付けとなり、多くのメディア露出を実現しました。

注目を集めた記者発表会の舞台裏とは。椎木里佳さんに聞きました。

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「JCJK流行語大賞2017&2018年トレンド予測」の記者発表会は、どのような経緯で開催が決まったのでしょうか。

椎木さん:PR TIMESさんに「JCJKの流行語大賞をやったら面白いのでは」と提案いただいたのがきっかけです。もともと2016年に“来年のトレンド予測”を発表していたのですが、反響がよく、2017年もやりたいと思っていました。
そのタイミングでのお話だったので、トレンド予測と合わせて流行語も発表しようと決めました。

「JCJK流行語大賞2017」と「2018年トレンド予測」はどのような点に着目して選定されたのでしょうか。

椎木さん:女子中高生100人にアンケートをとって、その結果を集計しました。ですので、私の意見ではなく女子中高生の等身大の声を反映しています。

「ヒト・モノ・コトバ・アプリ」という4つの切り口で調査、発表を行った理由はなんでしょうか。

椎木さん:女子中高生の文化を伝えるためには、まず「コトバ」は必須だなと思いました。また流行の移り変わりが早いので、流行っている「ヒト」や「モノ」も興味を持ってもらえるのではないかと。「アプリ」は彼女たちにとって身近な話題ではあるものの公開されていない情報が多いと思い選びました。

たった2週間で記者発表会!最高のパフォーマンスを出すための施策とは


「JCJK流行語大賞2017&2018年トレンド予測」の記者発表会を行うにあたり、どのようなことをPR TIMESにお任せいただいたのでしょうか。

椎木さん:弊社はデータを集めて調査はできるものの、発表する環境づくりのノウハウがないので、その部分でPR TIMESさんにお手伝いいただきました。制作物や当日の司会進行、MCのアサイン、プレスリリースの作成など、多岐にわたって力を貸していただきました。

かなりスピード感をもって準備を進めたとお聞きしました。

椎木さん:そうですね。提案から2週間で記者発表会を開きました。普通ではありえないスピードだと思いますが、PR TIMESさんがしっかりと進行管理をしてくださり無事に開催できました。

PR TIMESにイベント企画・運営を依頼してみての、率直な感想を教えてください。

椎木さん:本当によかったです。お互いの強みを活かせたんじゃないかと思います。例えば、“椎木里佳が調査する”と名前を出すことでバズりやすくするのが私の強みで、ある情報を最適化して発信するのがPR TIMESさんの強み。その相乗効果によって、より多くの方に「JCJK流行語大賞2017」と「2018年トレンド予測」を知っていただけたと感じています。

「JCJK流行語大賞2017」のヒト部門に、今回ゲスト出演している菅本裕子さんの名前がありますね。2016年の“トレンド予測”で菅本さんのブレイクを先読みし、見事的中させていますが、菅本さんのどのような点を見て予想したのでしょうか。

椎木さん:菅本さんを初めて見た時「これがニュージェネレーションか!」って思いました。それくらい衝撃的だったんです。
今でこそ才能を発揮してさまざまな分野で活躍されていますが、当時はモテクリエイターを始めたばかりの荒削りな状態で。ただ自分自身を理解して、それを「モテ」というフィルターで表現していることに感心しました。
事務所に入るのではなく、セルフプロデュースをして自ら道を切り開いていく姿は、女子中高生が憧れる女性だなと思い選びました。

そんな菅本さんと、今回一緒に記者発表会を行っていかがでしたか。

椎木さん:菅本さんはトーク力もそうですが“あはは力(りょく)”もすごいなと思いました。例えば「これ可愛くないですか?あはは〜」というだけで、聞いた人を引き込んで納得させてしまう。また、実体験や妹の話などを交えて、自分の言葉で思っていることを伝えるのが上手なんです。そんな菅本さんのコミュニケーション能力に、記者発表会ではすごく助けられました。

予想を越えるメディア露出を獲得!大事なのは「気にならせること」と「タイミング」


記者発表後の反響はいかがでしたか。

椎木さん:予想以上に多くのメディアに取り上げられて驚きました。記者発表会の内容やゲストが菅本さんということで、バズるならネットかなと思っていましたが、ありがたいことにテレビなどマスメディアでも話題にしていただきました。
日本テレビのNEWS ZERO、ズームイン!!サタデー、月曜から夜ふかしなどで紹介され、普段のコミュニティではない人達にも情報を届けることができました。

各種ウェブメディアから、朝のワイドショーや夜の報道番組など、幅広いメディアに取り上げられた決め手はどのような点だと感じていますか。

椎木さん:“大人たちにはわからない話”にできたのがよかったと思います。普通に生きている中で「うれしみ」「彼女感」「まじ卍」って言葉は聞かないですよね。だからこそ「なにそれ!」と興味を持っていただけたのかなと思います。
あとは、記者発表会を開くタイミングも良かったです。開催日時はPR TIMESさんに提案いただき決定しました。ちょうどユーキャンの「新語・流行語大賞」が発表される時期に近かったので、それらのキーワードと比較する切り口で取り上げるメディアもありました。
短い準備期間の中でも、最高のパフォーマンスがだせるようにPR TIMESさんと綿密な打ち合わせをした成果だと思います。

女子中高生の情報の重要性を伝えたい


今後どのような活動をしていきたいと考えていますか。

椎木さん:今回の「JCJK流行語大賞2017」と「2018年トレンド予測」をフックに、女子中高生の情報が世の中のトレンドを引っ張っていけるよう、価値を見出していきたいです。よく「女子中高生はお金を持ってないし、なんでそこの層に刺さなきゃいけないの」と言われることがありますが、実は彼女たちに刺さることはとても重要で。
女子中高生は、友達といる時間が長いので常に話題を探しています。例えば、ある芸人さんが現れたら、短時間でその芸人さんのことを話しまくります。
だから短期間で爆発的に流行りますが、飽きられるのも早いです。しかし、一度女子中高生の間で流行ることで、上の世代やメディアが取り上げますよね。そうして数年間話題にしてもらえるのです。
今後は、こうした女子中高生の情報の重要性を伝えながら、事業を加速させていきたいです。