CULTURE 60

自分では言語化できていなかった“働く喜び”に気づいた話|就活生の一言で気づいた、人事の日常の幸せ

  • 伊藤 麻美(採用育成グループ)

DATA:2025.05.14

こんにちは!PR TIMESで採用を担当している伊藤 麻美です。採用育成グループに所属し、新卒採用(総合職)と中途採用(ビジネス・コーポレート職)の採用を中心に担っています。

今日はPR TIMESの日常の中で、『ちょっと嬉しかったこと』をテーマにブログを書き始めました。せわしなく過ごす毎日の中で、小さな幸せに気づけなくなってしまうことが私も多々ありますが、現代社会を生き抜く誰かが「自分もちょっと嬉しかったことに目を向けてみようかな」と思えるきっかけになったら嬉しいです。

伊藤 麻美

伊藤 麻美

採用育成グループ

大学を卒業後、新卒で総合人材会社に入社し転職サイトの法人営業や育成企画を経験。2021年10月、PR TIMESに中途入社。採用育成グループに所属し、新卒・中途採用業務を軸足に、新卒研修をはじめ人・組織に関わる仕事を担う。全社プロジェクト「It's You(社員の誕生日を祝い、PR TIMESで働く一人ひとりを讃えあう文化をつくる施策)」の責任者を担当。

就活生の一言で気づいた「嬉しさ」の正体

PR TIMESでは現在26新卒の採用活動を行っており、2024年10月から定期的にオンライン会社説明会を開催しています。その中で、就活生の方からいただいた質問をきっかけに自分で言語化できていなかった日常の喜びに気づかされる瞬間があり、このブログでシェアしたいと思いました。

そのきっかけとなった質問はこちらです。

当社の会社説明会の内容について、少し補足して説明します。

会社説明会はパートを分けると3部構成で、①会社説明 ②新卒入社社員のクロストーク ③参加者からの質疑応答という流れで進めています。
特に②に時間をかけ、約1時間かけて新卒社員の就活エピソードや入社後の奮闘エピソードを具体的かつオープンに話しています。
このエピソードの掛け合いの中で、「社員のことをよく知っている」と感じ取っていただけたことが、まず嬉しかったです。

会社説明会の準備にあたり、PR TIMESで働く醍醐味を知っていただきたいという思いと、就活生の今の悩みに答えられ就活のヒントを一つでも多く持ち帰っていただきたいという思いでトークテーマを検討し、登壇いただく社員を決定していきます。

    ●●さんのあの苦労を乗り越えたエピソードをシェアしてほしい!

    ●●さんの今の活躍は、さかのぼると何が原点になっているのか知りたい!

こんなことを考えながら、私の中でも登壇者に話していただきたいテーマや仮説を持って、打ち合わせしていきます。
深堀りしてその時の出来事や感情についてどんどん質問していくので、面接を受けている気分になってきたと言われることもあります(笑)

打ち合わせを通じて、その方のこれまでのキャリアの変遷や変化に繋がるエピソードにより詳しくなっていったり、ご自身でも言語化されていないような領域を一緒に言語化していったり、ともに理解を深める大切な時間です。

よくこんな感じで人生グラフ的なものをホワイトボードに書いて、言語化を進めています。

日常に溶け込む“応援したい気持ち”

そのほかにも、日常の中で他部門の社員のことを知ることに繋がっているのではないかと思うことがいくつかあります。

どれも大したことではないですし、意識して時間を決めてやっているようなものではなく、自分の特性が良い作用を起こして結果的に知れているという感じです。

例えば、私は普段からSlackで他部署のチャンネルもざーっと流し見していて、中途入社して間もない社員が受注報告の投稿をしているのを見るとニヤニヤしながらスタンプを押したりしています。
社内で見かけたら、「おめでとうございます!」と声をかけるのですが、「何で知ってるんですか!」と、ちょっと引かれることもあります(笑)でも私はウキウキしています。

PR TIMESではSlackのオープンチャンネルでのやり取りをルール化しているので、他部署の動きを知ることができるのはありがたいですね。

こういった投稿が何気なく目に留まったり、気になったりするのは、頑張っている人の頑張りを知りたい・応援したい特性があるからだと思います。

当たり前の日常に溶け込んでいた小さな喜びや自分の特性でしたが、こうして就活生に届くきっかけに繋がっているのかもしれないと気づくことができ、貴重な体験になりました。

これからも社員の応援団でありたいし、気持ちとして応援するだけではなく、人事の成果で力になれるような存在に進化していきたいです。