CULTURE 26

力不足を感じるような、難易度の高いビジネスに挑戦したい|PR TIMES 遠藤 倫生

  • 遠藤 倫生(えんどう みちお)(PR TIMES STORY サービス部 責任者)

DATA:2022.11.21

はじめまして!
2022年7月よりPR TIMESに入社した遠藤です。8月からPR TIMES STORYの責任者を拝命しています。今日は私の入社についてのストーリーをお伝えします。

遠藤 倫生(えんどう みちお)

遠藤 倫生(えんどう みちお)

PR TIMES STORY サービス部 責任者

高校教師を経験した後、27歳で起業。ClipLine株式会社の取締役を8年半、そして、別SaaS企業のCS責任者や事業開発に従事。2022年7月PR TIMESに入社し現在はPR TIMES STORY サービス部の責任者として役割を担っている。

これまでのキャリア変遷

大学院中退後、教師を経て27歳で起業

私は、学生時代に塾講師や翻訳のお仕事のアルバイトをしていました。その後、大学院まで進学しましたが、研究者への道のりが長く、早くプロとして何かをしたかった私は中退。今振り返ると、下積みをやる根性や自信がなかったのだろうと思います。その後は、高校教師を経験した後、教育系のスタートアップに入社。ここでシステム開発、教材開発、動画撮影と編集、店舗マネジメントを経験しました。

27歳のときに写真ビジネスで独立。10代・20代と振り返って、自分がずっと好きだったものは何か、絶対に奪われたくない世界は何か、と問うたときに、それは芸術だったんですね。文学と音楽、映画、演劇、絵画ーー。芸術を鑑賞したり消費したりする側から、芸術を作る側に行こうと決めて、写真を選びました。「学問や教師の仕事は自分にとって得意な領域でしたが、大きな挑戦ではなかったかもしれない」と反省していました。「得意だからやっているに過ぎない仕事は、きっと誰かに奪われてもいい仕事だ」と気づいたんです。自分のキャリアを強く反省して起業したので、動機としては独特だったかもしれません。

取材者としての姿勢を学んだ、2011年

写真のビジネスを始めた当初は、技術もコネもなく、お金もなくなりました。しかし仕事とは不思議なもので、個人事業が数年後に小さな会社になり、小さなチームを組んで大規模な撮影を受託するようになりました。私個人は、人物のポートレイトや商品撮影に加えて、国内外の製造工場や食品工場の取材を好んで引き受けていました。2011年3月11日に発生した東日本大震災の取材は忘れもしません。極めて悲惨な現場であっても美しく撮ること、当事者の感情と論理を理解すること、当事者の物語をメディアに届ける努力をすると約束すること。震災取材では、取材者に求められるマナーとコミットメントが何であるかを学びました。

(2011年の震災取材)

顧客の成功にコミットする。言うは易く、行うは難し

31歳の頃、自分のビジネスを継続しながら、のちにClipLine株式会社となるスタートアップの創業に参加しました。映像による技術教育、そのシステム化と顧客組織へのインストールを目論む、ユニークなビジネスでした。教育とクリエイティブという、私の20代の経験が活かされたし、泥臭いSaaS運営の諸相を経験できました。国内のエンタープライズへの導入と定着を支援し、コンテンツ制作もサポートする。顧客の成功にコミットするーー。言うは易く、行うは難し。取締役として8年半、複数の役割で働きました。そして、パブリックリレーションズや新規事業の部署を新設して何年か管掌したことが、現職につながる良い経験になりました

その後、別のSaaS企業のCS責任者や事業開発に短期間従事した後、PR TIMESに入社することになります。

(ClipLine株式会社 取締役の頃、2015年)

PR TIMES社に入社を決めた理由

難易度の高いビジネス成長にコミットしたい

20代の頃に教育業と映像制作業を経て、それらの領域の経験や事業の構想を掛け合わせたサービスを作ったように、40代では、自分が20代と30代に培った能力を掛け算しても、まだ大きな不足を感じるようなーー難易度の高いビジネスの成長にコミットすべきだと思いました。

PR TIMESから面談の打診をいただいたときは、中途採用しているイメージがなかったので意外な印象を受けました。しかし、IRや決算説明資料を読むと、今後数年で事業を飛躍的に伸ばしたいという意志が明らかで、その意志表明の裏にある事業の課題についても想像できました。

オファー面談で、代表の山口さん、取締役の三島さん、執行役員の山田さんとお話をし、事業の状況や投資についての考え方など、率直に意見交換をしました。議論を通じて彼らの人柄に触れ、5年と言わず10年一緒に働きたい方々であると思い、ぜひ入社したい旨をお伝えしました。ただ、私の発言は素朴で率直すぎたので、印象が良くないかもしれなかったなと若干反省しました。

好意の循環を繰り返し、成長していくポリシーへ共感

人との相性に加えて私がこの会社が良いと思ったのは、経営陣とメンバーがパブリックリレーションズを体現しており、事業拡大のために一部の顧客や未来の顧客をないがしろにしない点です。積み上げた信用やコネクションを換金するのではなく、「好意の循環」を繰り返しながら成長しよう、という態度を守っています。これは入社後の今も、私や仲間たちが大事にしているポリシーです。

(オファー面談後)

PR TIMES社で担う役割

「いま、なぜ」そのファクトが重要なのか

8月よりPR TIMES STORYというサービスの責任者に就いています。プレスリリース配信プラットフォームとしてのPR TIMESは、おかげさまで国内で普及と浸透を続けています。プロジェクトの成果をファクトベースの情報としてタイムリーに発信するPRパーソンが増えており、情報の質もますます洗練されています。

一方で、ファクトの発信が増えるほど、「なぜ、いま」その発表が重要であるのか、という背景情報が重要になります。企業活動のすべてがパブリックリレーションズであると言えると同時に、企業活動はストーリーテリングの連続なのです。

創業者・経営者は何者か。何のために事業をしているのか。誰のどんな課題を解決したいのか。なぜ、その製品を作ったのか、成功している顧客は誰か。なぜ、仲間を求めているのか。そういった情報には普遍的な価値があるし、物語形式で常に発信し続けることが大事だと思います。

顧客のストーリーテリングの支援を

PR TIMESはストーリーの配信プラットフォーム、PR TIMES STORYを2年前にリリースし、機能と配信先メディアを拡充してきました。しかし、企業のストーリーテリングがより滑らかに表出し、かつ扱いやすい情報として流通する世界はまだ遠く、顧客は多くの支援を必要としています。それはカスタマーサクセス以前の、ストーリーテリングの能力を高める支援です。

日本の教育では、大学卒業までに何万字とも分からないほどの各種作文をするといわれますが、ストーリーテリングの訓練は十分に用意されていません。面接やプレゼンテーションで自分の人生や事業を魅力的なストーリーとして語れる人は少なく、この能力は営業職などが厳しい実践の中で数年かけて獲得する能力です。

PR TIMESでの私の役割は顧客のストーリーテリングの支援です。ストーリーが共感され、記憶され、従来のファクトの発信との掛け算によって多くの人々の心を揺さぶる。その小さな運動を繰り返し、大きな潮流に育ててゆきます。

最後に、仲間を募集します
行動者のストーリーを配信できるPR TIMES STORYを大きく育むために、仲間を募集しています。カジュアル面談も歓迎です。「遠藤と話したい」と書いて、いつでもご連絡ください。