CULTURE 44

野心的な目標を立て組織を率いる中で、自らが誰よりも変化し立ち向かう|2023年度通期社員総会受賞インタビュー #PR TIMESな人たち

  • 山田 真輔(やまだ しんすけ)(執行役員 Jooto事業部長)

DATA:2024.09.27

迷わず突き進んでいるように見える人ほど、実は見えない葛藤を抱えているもの。『#PR TIMESなひとたち』は、PR TIMESらしさってなんだろう? という観点で、一人ひとりの挑戦や、努力の裏側、周囲からは見えづらい地道な取り組みに迫り、社員の日常をお届けしていくコーナーです。
今回は、Jooto事業部の山田 真輔(やまだしんすけ)さんにインタビュー。山田さんは2024年4月に開催された「2023年度通期社員総会」で、指針たるスローガンを体現し、その象徴となる成果と行動を讃えるBe the Slogan賞を受賞されました。

ピッチと受賞スピーチのレポートとともに、受賞への想いやこれからについての展望をお伺いしました。

山田 真輔(やまだ しんすけ)

山田 真輔(やまだ しんすけ)

執行役員 Jooto事業部長

滋賀県出身。2010年にマクロミルに新卒で入社。同社でセールスマネージャーとして新組織の立ち上げを行う。その後、デジタルマーケティング部門マネージャーとしてサービス開発を担当。20年に教育系ベンチャー企業の取締役COOに就任。21年2月末よりPR TIMESに入社し、タスク・プロジェクト管理ツール「Jooto」事業部長としてビジネスを推進。22年4月より同社の執行役員に就任。趣味は人間観察で、アニメとゲームが好き。3人の子育て中。

難易度を下げずにいい緊張感を自ら作る

「スローガンは、行動指針になる」


PR TIMESの指針たるスローガンを体現し、その象徴となる成果とパフォーマンスを讃えるこの賞を山田真輔さんが受賞しました。

2023年度通期のピッチと受賞スピーチから2023年度通期の山田真輔さんのビジネスマインドに迫ります。

スローガンの解釈

2023年度下期スローガンは「向かい風、それでも進み続ける。そして、楽しむ」でした。このスローガンを受け、山田さんは「自分自身で向かい風を生み出し、立ち向かうことで浮上の兆しを作り出す姿」が評価され、Be the Slogan賞を受賞しました。

Jooto事業部を率いて、「自ら誰よりも1番変化すること、向かい風を生み出し、立ち向かうことで浮上の兆しを作り出す姿」「いつもご機嫌に前を向いて進み続ける姿」で周囲の人を勇気づけ続ける山田さん。

ご自身にとってスローガンはどのような存在で、またどういった影響があったのでしょうか。

山田:スローガンについては、自分なりの解釈を持って取り組みました。常に難易度を下げずに前向きな緊張感を自ら作る、そう決めて動いたんです。スローガンというのは、迷った時の行動指針になるとか、一番大事にすべきものとか、すべての焦点を合わせるポイントのようなものだと思っているんですよね。

実は以前の社員総会のときに、スローガンの意義について山口さん(社長)と話したことから、PR TIMESの中でもこれを根付かせていきたいなと思い至ったんです。そもそもスローガンって何なのかって考えると、“ビジネスの通期で大事にしたいことを言語化したもの“だと思っているんですよね。

下期のスローガンは「向かい風、それでも進み続ける、そして楽しむ」でした。でもそれはその時に取り組んでいるプロジェクト、立場や役割、状況によって変わるものだと思っていて。スローガンのコンセプトを自分の仕事に置き換えた時に、どのポイントがその事象に当たるのかと。そういう理解の下に自分なりの解釈をしたのが基盤となりました。

目標の難易度は下げず、その時を楽しむ

山田:このようなスローガンの解釈を踏まえて、難易度を下げずにいい緊張感を自ら作るという話なんですけど、社内では“高い目標を掲げて計画を立てる”ことをついやりがち。

そして高い計画を立てて実行していく中で、目論見通りにいかない時に、安易に目標を下げたり、時には中止してしまうことが僕自身もあるし、誰しもあることだと思ったんですよね。

だから、安易に計画修正はしない。したとしても、計画から大きく逸れたり諦めない。日頃慣れているやり方というのは、楽しいというよりは楽。張り合いがないっていう感じですかね。

楽しむというのは楽ではなくて、張り合いを持って自分がそこに夢中になれるということ。それは、自分から前向きな緊張感を作りにいく、作っているという状態が自分で認識できている状態ではないでしょうか。

大事なことは自分でやる決意

山田:例えば、メンバーを信じてみんなに任せるとか、そんな耳触りのいい言葉を使わずに、自分がキーマンになって自らがやると。それを軸にしました。

そうなると、業務のDX化を推進する「タスクDXプラン」が継続的に受注できるようになりました。そしてあらためてJootoを伸ばして、世の中に使われるサービスにしていくと決めました。その結果、高い成長率を掲げて邁進しています。

未来の僕に対するメッセージなんですが、過去にできていた、やってきた自分というより、まだまだ変われるんだという未来の自分を信じたいと思っています。
「自信を持ってこれからも仕事を進めていけ」と伝えたいですね。

受賞後のスピーチ


Be the Slogan賞のピッチで自らが変わることで仕事を進めていくことを宣言。受賞後のスピーチでは組織が変わる可能性についても言及しました。

山田:組織という単位だと、経営陣や部門長やマネージャーなど、周囲への影響力がある、いわゆる役職の人たちから変わる必要があると思っています。なので、私自身からまず変えていきたい。

これからのPR TIMESを考える


今回の受賞を機に、これからのPR TIMESについてどんな考えを持っているのでしょうか。
山田真輔さんが大切にしていることをはじめ、今後どうなっていくことを望むのかを伺いました。

まずは自分の役割と機能を認識

山田:Jooto事業部を成長させる中で、今回スローガンを認識した時と重なり、自分の中で意味付けをすることが習慣化できました。

日常で感じたものに意味付けをして、アンテナとして気づけるか、さらに行動を起こせるかを考えるようになったんです。

グロース・マインドを持つのが大事なんですよね。人間って自分のコンフォートゾーンや、イメージしやすい方に流れることが多いと思うんです。

なので、自分が担っている役割を認識したうえで、その役割に求められるような行動をしていくことによって、自然とその役割に準じた自分になっていく。自分が役割の機能と認識した時に、できるという安心感ではなく、能力が不足している部分やサイクルの見直しが事業の成長の可否を決めるのではないかと。

山田:人間は基本的に弱いと思うんです。今はできるけど、明日はできないかもしれないとか、日々モチベーションも変化していく。

でも世の中を動かすのって、結局はユニークなことだったり、ユーモアだったりとか、そういうことなんじゃないかなと。一辺倒ではなく、多角的に物事を考えて進めていくのが大事なんじゃないかと思っていて。

だから、独断的にやらずに、違う視点があるのかもしれないと気づいたものは、どんどん試していく。

事業=人だと思うんです。

誰かに評価・比較され、自分の実力のなさや無力感にさいなまれることがあっても、信念を曲げずに取り組める人に対して、会社として支援していくべき。簡単に言うと人間性としての親近感みたいなものでしょうか。

常に自分との対話を大事にし、その内容を社会に還元できる、社会との対話に変えていけるような人と共に働きたいなと思います。

山田真輔さん、本日はさまざまな質問にお答えいただきありがとうございました! あらためてBe the Slogan賞の受賞、本当におめでとうございます。

※この記事は、2023年度通期社員総会での山田真輔さんのBe the Slogan賞の受賞時のスピーチ、および後日社内で行われたインタビューをもとに作成されました。

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