PR TIMESのカルチャー
CULTURE 86
DATE:2026.07.02
こんにちは。PR TIMES事業ユニット PRパートナーサービス部 メディアリレーションズグループの岡田 奈千です。
今回お話するのは、「主語がずっと『自分』だった私」のことです。
うまくいかない理由を、新設の部署だから、まだ基礎を学んでいる最中だからと言い訳にして、他責思考から抜け出せずにいました。その言い訳を手放すまでの葛藤と、手放してからの変化を、ここでお伝えします。
「頑張りたいと思っていることなのに」とあと一歩踏み出してみたい方の明日の勇気になるようなことが少しでも届けばいいなと思います。
だれブロ ーまだ、話していないことー
私が「だれか」お伝えします。働く誰か、働こうとしている誰かに役立ってほしい。
そんな想いでPR TIMESのメンバーが紡ぐブログです。
PR TIMESで働く「私」の仕事とそのほかいろいろ。
うれしいとか、やる気がでるとか、やめようかなぁとか。
だれかの、働く今日の気持ちにつながりますように。

岡田 奈千
PRパートナーサービス部 メディアリレーションズグループ マネージャー代行
「PRのプロになりたい」という想いを胸に2023年4月に新卒入社。PR TIMESカスタマーリレーションズ部にてご利用企業様のプレスリリース配信のサポートやアドバイス、プレスリリース勉強会講師を担当。2024年9月にメディアリレーションズグループ新設に伴い部署異動し、PR TIMESを日々の情報収集に活用いただくメディア記者との関係構築・深化を担うメディアリレーションズを担当。
「PRのプロになりたい」と2023年4月にPR TIMESへ新卒入社。PR TIMESのカスタマーサポートを担うカスタマーリレーションズ部に配属後、2024年9月新設のメディアリレーションズグループへ異動しました。
メディアリレーションズグループは、メディア記者の皆様、SNSインフルエンサー様との関係構築・深化を担う部門で、主に2つの業務を担当しています。
ひとつは、お客様のPR活動の伴走支援を行うプランナーチームと連携し、お客様の商品・サービスをメディア記者やSNSインフルエンサー様に紹介する活動です。1対1のコミュニケーションだけではなく、記者発表会やインフルエンサー向け試食会の開催と運営での1対多のコミュニケーションも含まれます。
もうひとつは、PR TIMESを情報収集に活用している記者・メディア関係者様のサポートです。PR TIMESメディアユーザーの新規登録の審査や、必要な情報へのアクセス支援などを通じて、信頼関係を日々築いています。
異動前は「PR TIMESでプレスリリースを配信したい」というお客様と日々向き合ってきたので、部署異動してきてすぐは、右も左もわからないながらも、『PRのプロ』を目指すうえで憧れだったメディアコミュニケーションを担当できることが嬉しかったことを覚えています。
やってみたいと思っていたお仕事ができる喜びは感じながらも、最初は当然うまくいかない日々が続きました。プランナーから指示された「⚫︎⚫︎メディアにこの切り口(メディアフック)で連絡してほしい」、「このメディアリストを整えてプレスリリースを紹介するためのメールを作ってほしい」等、担当するお客様の進行をとにかく止めないことで精一杯。
目の前のメディア担当者様もお客様も理解しようとしないまま、伝書鳩のように「私が伝えたいことを伝えている」、主語がいつも【自分】でした。
担当するお客様や部内施策もうまくいかない。掲げた目標を達成できないことが続きました。PR TIMESを信じてくださるお客様やメディア担当者様に申し訳なく、苦しいとわかっているのに、まだ他責思考のままの自分がいました。
「新設の部署でオンボーディングがなく、まだ基礎を勉強しているときだし」
「メディアの皆さんと1対1での繋がりがないし」
など言い訳を重ね、どこまでも主語が【自分】であることに加えて、頑張りきれない自分がいたことにも気がつきました。
でも、やっぱり入社の理由でもある「PRのプロになりたい」という気持ちはずっとありました。関わるお客様の商品はとても素敵で、メディアの皆さんとトレンドを追えるのはわくわくして、PRが好き。頑張りたいという気持ちも捨てきれずにいました。
言い訳を重ねているのと同時に、他のメンバーの皆さんと頑張れていない自分を比べて落ち込むときもあり、ぐるぐるとループを抜け出せない、そんな感覚でした。
そんなとき、社内施策の「今日なに」がありました。
「今日なに」とは
半年に一度、日頃の1on1とは別にトレーナー・トレーニー間で実施する特別な「1on1」です。過去・現在・未来の時間軸で「今日、なに話そう。」を一言目に始める場として、日常では深く話す機会が持ちづらい価値観や気持ちをシェアして、話す人も聞く人も、お互いに応援しあう場です。
ここは素直にお話する場所。グループ長の渡邉さんに「現実と向き合うのは苦しいけど、多くのメディア担当者様に貢献できる自分になりたい」と素直に話しました。「この45分を終えたときに、どんな自分になっていたいですか?」と渡邉さんは問いかけてくださいました。
そして、「前向きになれる合言葉を決めよう」と対話を始めました。
当日渡邉さんから伝えていただいたこと:
奈千さんの理想とするような人たちは、日頃どんな行動をとったり、どんな声をメンバーやお客様にかけているんですかね。使っている言葉なのか、頻度なのか。なにかヒントがありますか?まずはそれぞれのいいなと思うところを真似することから始めてみたらどうでしょう。
奈千さんのありたい姿も、やってみると自分のものになったりする。使う言葉も、振る舞いも、なりきってみる。それが大きくても小さくても良くて、毎日これは取り入れられた、と振り返ることが大事。
そうしてみんなを見ているとコミュニケーションが取りやすくなったり、チームに対して気づけることも増えてくるはず。真似したいなと感じた誰かの素敵なGoodやHappyを見つけられるということは、チームへも目が向くということではないでしょうか?余裕がないと自分のことしかわからないし、とらわれたりもする。適切にやってるのに不安になったりする。まずは「まねっこ」してみることから始めてみませんか?
こうして「まねっこしてみよう」と渡邉さんから言葉をいただきました。
赤ちゃんも最初はまねっこすることから始めるなあと、納得できたことをよく覚えています。
周囲の素敵な行動を真似してみる。そう決めてからは、自分の行動を見直し、まずやってみることを徹底しました。
メディア担当者様1人ひとりへのメールの返信内容や、月曜日朝と金曜日夕方のチーム定例での共感・フィードバック、担当する商品やお客様を心から好きだと思うこと、Happyでごきげんにお仕事をすること、「メディア」と一言で括らず向き合う担当者様1人ひとりを理解しようとすること、どんな小さなことでも真似してみるよう行動しました。
そうすることで少しずつ前向きになれた自分がいました。
メンバーと比べてネガティブになるのではなく、真似したい“GoodやHappy“と捉えて目を向けてみる。良いなと思うことは積極的に真似して吸収する。
2025年度 上期社員総会プロジェクトメンバーにも手を挙げて活動する中で、真似するのは部内のメンバーだけではなく他部署のメンバーや社外の方でも良いのだとも気が付きました。
例えば、あるメンバーは、社内ミーティングで誰も最適解がわからず時間内に決めきれなかった議題があると、次のミーティングで必ず決め切るように行動していました。そこには、目を背けてしまいそうなものにも向き合い、どんな困難な状況でも社員総会の成功をイメージして、諦めずに考え抜く姿勢がありました。
社内外をよく見渡すようになり、役割や役職を超えて、一緒に働く仲間としてどんな振る舞いがいいのか、視座の高いリーダーとしての判断に関心が向きました。

一緒に働く仲間から様々な視点を吸収し、本業であるメディアコミュニケーションで、ひとつの大きな変化を迎えました。
これまではプランナーがお客様へ提案を全て担っていたところ、メディアコミュニケーションの提案については自ら担当することになりました。
あるお客様(A社)のお話です。
お客様のありたい姿と紐づけて決めた目標のひとつが「Yahoo!ニュースに載る」ということでした。そのために、まずメディア担当者様から実際にヒアリングしてどんな情報を提供することができればメディアの役に立てるのかを整理しました。
実際に、メディア担当者様からは以下のような言葉があがりました。
「A社のことはなんとなく見たことがあるけどよく知らない。なにが特徴かまだ明確に理解できていない」
「季節の情報は事前に商品が手元にあると紹介しやすくなる」
「ユニークなキャッチフレーズがあると良い」
「まだ世の中にあまり知られていない実は〇〇というトリビアを知りたい」
いただいた声をもとに、どのような提案内容がお客様のありたい姿に近づき、メディア担当者様にとっても良い提案となるのか、双方にとってHappyな状態を想像しながら仮説を立ててお客様に次のメディアコミュニケーションを提案しました。
提案の結果、「発売前に商品をメディアに提供する」という前例がなかったところ、特別に提供できるようお客様に調整いただくことができました。
メディア担当者様とのコミュニケーションも丁寧に重ねて、A社を取材したいというリアクションを2つのメディアから相談いただきました。公開いただいた記事は結果としてYahoo!ニュースにも広がる反響の記事になりました。
そして、A社の中でいつもやりとりしている広報担当者様ではなく、A社の別部署の担当者様も喜んでいらっしゃったと共有を受け、A社にとってひとつの大切な成果の責任を担っていたことを実感しました。
プランナーから「これをやって」と伝えられていたことだけに取り組んでいたときと比べると、自分で仮説を立ててデータを集め、お客様とメディアに貢献できる提案ができたことは、大きな一歩でした。
「まねっこ」を糧に研鑽していく過程のなかで、もうひとつ大事なことに気が付きました。
決めたことを積み重ね続ける、それが何よりも大事だったということです。
PR TIMESでは、半期に一度自分で設定した目標を振り返ります。
周囲の良いところを真似すると決めたあとの自分の半年を思い返すと、ある日大きく変化があったかというとそうではなく、毎日少しずつ変わっていったという言葉がぴったりだと振り返りました。
お客様に自らメディアコミュニケーションの提案を担えるようになったことは、情熱を持って、お客様とメディアを誰よりも理解しようとした自分の積み重ねがあったからだと思います。決めたことを続けて日々を積み重ねる。指示されたことに対して毎日なんとなく頑張っているだけの自分だったのが、「まねっこする」と魔法の言葉のように決めたことが第一歩となり、行動を積み重ねてきた日々が糧になることに気がつきました。
渡邉さんから今日なにで伝えていただいた通り、「まねっこする」ことで、メンバー・PR TIMESで働くみなさんの素敵なGoodやHappyをたくさん見つけて、少しずつ自分の変化だけではなくチームや会社の変化にも目を向けられるようになってきました。
信頼できるメンバーと、これからメディアリレーションズグループが目指す先にとてもわくわくしています。

とはいえ、これまでずっと主語が【自分】だった私。
日々の仕事の中で、まだ主語が自分になってしまっている、視野が狭かった、とフィードバックを受け、力不足を感じる場面も多くあります。
そんな時、社内の『異動チャレンジ』という制度が、一歩を後押ししてくれました。今の場所でさらに大きな責任を担い、新たな自分に挑戦する――そう決意し、メディアリレーションズグループのマネージャーに手を挙げました。
不安がなかったと言えば嘘になります。それでも、今の自分がこの役割を担うことで、チームにどう貢献できるのか、組織のミッションとどう紐づけられるのか。そう考えた結果の決断でした。
そして社内の面接プロセスを経て、2026年6月にマネージャー代行として新たなスタートを切りました。
メディアリレーションズグループは、これからのPR TIMESが目指したい姿に向けてまだまだ伸びしろがあるチームです。
組織のミッションや戦略と紐づけて、どう社会に価値を発揮するのか。
お客様、メディアがどうなると双方にとって「成功」と呼べるのか。
「成功」のために、私たちはどのようなチームになるべきなのか。
チームのメンバーが何をしていたら、理想のチームに近づけるのか。
自分が何をしたら、チームが良い方向に動くのか。
まだ道半ばではありますが、手順を一つずつ踏みながら、とにかく行動し続けること。
そして、次は誰かに「まねっこされる」存在となれるように。
誰よりもお客様とメディアの成功を願い、期待を超える結果を残していきたい。
そんな決意を胸に、日々を大切に積み重ねていきます。